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ソフトバンク・柳田悠岐「全部俺のせいにしろ」の“男気”声出し…V逸も“中絶不問”巨人・坂本勇人と180度違う「キャプテンとしての自覚」

スポーツ 投稿日:2022.10.03 18:34FLASH編集部

ソフトバンク・柳田悠岐「全部俺のせいにしろ」の“男気”声出し…V逸も“中絶不問”巨人・坂本勇人と180度違う「キャプテンとしての自覚」

優勝を逃したことわかり、肩を落としていた柳田悠岐(写真・共同通信)

 

 10月2日、シーズン最後の143試合めまでもつれたパ・リーグの優勝争い。

 

 結果は、試合前に優勝マジック「1」としていた福岡ソフトバンクホークスが、千葉ロッテマリーンズに3対5で敗れ、マジックを消化できず。一方、東北楽天ゴールデンイーグルスに5対2で勝利したオリックス・バファローズが、奇跡の逆転優勝を果たした。

 

 

 ロッテとの最終戦を前にもっとも気合が入っていたのは、チーム主将の柳田悠岐(33)だった。

 

 前日、勝つか引き分けで優勝が決まる西武ライオンズ戦では、9回表の土壇場で同点ソロホームランを放った柳田。そして、ロッテ戦前の円陣で自ら声出しを務め、以下の言葉でチームを鼓舞したのだ。

 

「ラスト1試合。マジックも1。よくこんなしんどいゲームばっかで、マジックを消さずにここまで来たと思います。本当、素晴らしいです、みなさん。本当ここまで来たら、やるしかないし、3時間死ぬ気でやろう。

 

 ダメやったら全部俺のせいで、俺が責任を取って、こんなん(キャプテンマーク)破り捨ててやる。俺のせいにしろ。死ぬ気で行くぞ!」

 

 この試合は序盤に、三森大貴(23)と柳田のホームランで、ソフトバンクがリードをするも、6回裏に泉圭輔投手(25)が逆転のスリーランホームランを浴び、その後もリードを奪われ、2年ぶりのリーグ優勝とはならなかった。

 

 試合後、別球場でオリックスが勝利を収めたのを知った柳田の目には光るものがあった。ただでさえ、9月30日の楽天戦の守備で外野フェンスに激突し、残り2試合を首にテーピングをしたまま満身創痍で出場していた柳田。彼が見せた“キャプテンシー”に、称賛の声が挙がっている。

 

《柳田キャプテン 最後の声出し泣けるわ》

 

《いくらキャプテンでもこんなこと言えないよ…。凄すぎるわ。これで負けたら責められない。》

 

《最後の最後にこの人がキャプテンで良かったと心から思わせてくれる声出しでした。ありがとう柳田悠岐》

 

 担当記者はこう話す。

 

「今季は人生で初めてキャプテンに就任し、期するものがあったのでしょう。試合後は『僕がもっと打っておけば優勝していた』と語るなど、どこまでもチームを背負う姿を見せていたのは『素晴らしい』のひと言に尽きます。球界には、キャプテンとして胸を張れない選手もいますからね……」

 

 今季、5年ぶりにセ・リーグのBクラスに沈んだ読売ジャイアンツ。そのキャプテンを務めたのが坂本勇人(33)だった。

 

 坂本は今季怪我などの影響で83試合の出場に留まったのみならず、9月10日には「文春オンライン」で“中絶トラブル”が報じられた。

 

 そのなかで坂本が女性に送った「おろすならおろすで早いほうがいいやろ?」といった強烈すぎるワードの数々は球界のみならず、多くの人々にショックを与えた。同時期に明らかになった俳優の香川照之(56)の“性加害報道”と重ね合わせた人も多かっただろう。

 

「巨人は処分などを一切おこなわず、坂本も出場を続けていました。世間を騒がせたトラブルについて、坂本の口から説明してもよかったと思いますが、なんの発信もありませんでした。結局、チームもシーズン終盤で勝ちきれずに、16年ぶりの負け越しでのBクラスが確定しました。

 

 いくら結果を残していても、私生活の“無責任ぶり”が明らかになった坂本と、結果だけでなく闘志溢れる姿を見せた柳田とでは、自覚があまりに違うといえるでしょう。来春のWBCに向けて、“日本球界のキャプテン”という立場も変わってくると思います」(前出・担当記者)

 

 同い年の坂本と柳田だが、シーズン終盤に見せた姿で、その評価は180度分かれてしまったようだ。

( SmartFLASH )

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