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巨人・原監督 “球団史上最悪”の成績で「クビにしろ!」の大合唱も…解任できない“特別な恩義”
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.03 19:55 最終更新日:2022.10.04 16:48
「まあ非常に、ひと言で言うと悔しいですね。非常に苦しいシーズンでした」
と語ったのは原辰徳監督だ。今季、巨人は142試合めでクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。セ・リーグが2007年にCS制度を導入して以来、原監督にとっては初の屈辱となった。
今季、巨人が掲げたテーマは「育成と勝利」。すなわち、若手を育てながら勝つことだった。出だしは順調だった。その言葉どおり、若手投手を積極的に先発に起用し、春先は首位を走っていた。それでも原監督の表情は、どこか優れなかったという。
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「若手投手たちが活躍し、ベテランもそれに刺激を受けて調子がよかったのが春先でした。そのころ、報道陣から『若手の投手たちが活躍していますね』とよく話を振られていたんですが、決まって返ってくる言葉は『今はね……』ということでした。
それからも同じような受け答えが続いたんですが、夏場前にはズルズルと成績が下がっていった。あとでわかったのですが、どうやら原監督はチームの成績が夏場にかけて落ちることを予想していたようなんです。
今季にかけては大幅な補強もしていなかったし、いずれボロが出てくると。だからこそ春先は勝ってもそれほど喜ばなかったし、成績が落ちてきても『これじゃ勝てませんな』と、サバサバしたコメントばかり出していたんです」(巨人担当記者)
だが、巨人は勝利が宿命とされる球団だ。ネット上では、巨人ファンから辛辣な声が挙がっている。
《巨人推しのほぼ全員が原辰徳の解任を求めているんですけど》
《選手云々より、まず原辰徳一軍監督だよ》
《巨人の原監督が何故解任されないのか?》
《来季は原と坂本クビにして桑田監督にしてくれんかな》
《まずは原辰徳が率先してクビになればいいのに》
実際、原監督は全12球団で唯一、GMとして人事権を持つ全権監督だから、責任は重大だ。
「そもそも巨人は、2016年に高橋由伸氏を監督に起用したがうまくいかなかった。それで、2015年に一度監督を辞めていた原さんに頭を下げて監督になってもらった経緯があるんです。だからこその全権監督であり、契約も2021年のオフに2024年までの3年契約を結び直しています。その手前、巨人から全権の剥奪、ましてや解任することができないんです。今夏に山口寿一オーナーと話し合い、今後も『頼みます』ということで話はついているんですよ」(同前)
ただし、「来季の成績が同じようなら話は別」と続ける。
「巨人のシーズン負け越しは、2年連続10度めです。しかし、たとえば2005年、2006年も2年続けて負け越していますが、2005年は堀内恒夫監督、2006年は原監督でした。つまり、同一監督が2年連続で負け越したというのは、球団史上最悪の成績です。もし来季も負け越しということになれば、契約を1年残して解任させられるでしょう。巨人ファンは耐え忍ぶしかありません」
とはいえファンが耐え忍べるとは思えないのだけど……。
( SmartFLASH )