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クライマックスシリーズに「2位にアドバンテージないのなぜ?」「借金球団出ていいのか?」疑問噴出

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.10 15:45 最終更新日:2022.10.10 15:53

クライマックスシリーズに「2位にアドバンテージないのなぜ?」「借金球団出ていいのか?」疑問噴出

10月9日、ソフトバンクは西武を破り一足先にファイナルシリーズ進出を決めた(写真・時事通信)

 

 10月8日に始まった、プロ野球クライマックスシリーズ(CS)。パ・リーグは、2位のソフトバンクが2連勝で3位の西武をくだし、ファイナルステージに進出。セ・リーグは2位の横浜DeNAと3位の阪神が1勝1敗で、10月10日に第3戦がおこなわれている。

 

 だが、このCSをめぐっては、プロ野球ファンの間でさまざまな議論がある。中でも多いのが、「2位と3位のチームの対戦で、アドバンテージがないのはなぜか?」という疑問だ。

 

 

 SNSでは

 

《CSルールとは言えこれで阪神が勝ち上がってきても何かシラけるし、DeNAが不憫すぎないか?1stステージも一定の条件下でホームゲーム主催だけじゃなく、他にアドバンテージを設けるべきでは》

 

《結局2位も3位もCSになったら変わらない…ホームアドバンテージもサッカーなんかほど無いからね…》

 

 などの声が。また、

 

《今日からクライマックスシリーズらしいけど ペナントレースで勝率5割切ってるチームは出ないで欲しいわ あたし虎党だけど》

 

《借金あるチームは出れない、とかレギュラーシーズンの実力差考慮してほしいなぁ、CSの存在意義わからんくなってきた…》

 

 と、レギュラーシーズン負け越しチームがCSに進むことについて、疑問を呈する声も少なくない。

 

「CSファイナルステージでは、シーズン1位のチームに1勝のアドバンテージがありますが、ファーストステージにはありません。2位チームに有利なことは、本拠地で主催ゲームができることと、引き分けでも1勝と同等とする、ということだけです。これではペナントレースの意義が薄れるのではないかという意見は根強くあります。

 

 また、借金チームがCSに出ることについても、以前から批判は多い。2021年の巨人など、負け越しチームのCS出場は2022年の阪神で7度めですが、幸いというべきか、これまで日本シリーズに進出したチームはありません。2010年には、シーズン3位だったロッテが日本シリーズを制した例がありますが、この年のロッテは75勝67敗2分。1位のソフトバンクとは2.5ゲーム差でした」(スポーツライター)

 

 元中日の中村武志氏は「スポーツニッポン」紙上で、「3位が借金チームの場合、2位に1勝のアドバンテージ」という提案をしている。これに対しネット上には

 

《ゲーム差や勝率でアドバンテージを変動させるのはありだと思う》

 

《そろそろCS自体も見直しが必要な時期にきたと思います》

 

 と、肯定的な意見が多い。しかし中には

 

《ほんまよね。そもそも6チームしかない中で上位3チームのクライマックスなんて茶番としか思えない》

 

 といった声もある。

 

「ペナントや日本シリーズの価値が下がるという意見はまさしく正論。ただし、CSが導入された理由は、興行的な意味合いが強く、借金チームが出られない、あるいは2位チームへのアドバンテージにしても、CSの試合数が減ることになるので、オーナー会議で球団が首を縦に振ることはないでしょう」(前出・スポーツライター)

 

 やっぱり、なんかモヤモヤしてしまう……。

( SmartFLASH )

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