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オリックス宇田川、年俸450万円の圧倒的投球に「まるで大魔神」「メジャー行ける」の大絶賛
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.27 17:16 最終更新日:2022.10.27 17:20
年俸450万円の23歳が、チームを救った。
10月26日、「SMBC日本シリーズ2022」の第4戦が京セラドーム大阪でおこなわれ、オリックスが1-0でヤクルトに辛勝した。
ここまで2敗1分だったオリックスは、1点リードの5回表一死3塁で、大卒2年めの宇田川優希投手を起用。ヤクルトの2番・山崎晃太朗、3番・山田哲人を連続三振に打ち取るなど、1回と3分の2を無安打・4奪三振に抑えた。
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「宇田川投手は、埼玉県立八潮南高校から仙台大を経て、2021年にオリックスに入団しました。仙台大時代はドラフト上位候補といわれてきましたが、オリックスが育成ドラフト3位で指名しました。
宇田川投手は育成指名を受けて、『支配下で行きたいという気持ちが強かったので悔しい』と当惑し、当初は入団を拒否する姿勢を見せていました。しかし、大学の先輩で、前年に育成指名でオリックスに入団した佐藤優悟選手(現・福島レッドホープス)のすすめもあり、入団を決めました」(スポーツライター)
宇田川は7月に支配下登録されると、シーズン中は19試合に登板。防御率0.81の好成績を記録し、チームの日本シリーズ進出に大きく貢献した。
この日も、外野フライも内野ゴロも許されない厳しい場面で、期待どおり三振を奪ってみせた宇田川。150キロ超のストレートとフォークで三振を取る姿に、SNSでは日米通算で通算で381セーブを上げた佐々木主浩氏と重ね合わせるツイートがあふれた。
《オリックスの宇田川、すっごいフォーク。まるで大魔神》
《宇田川投手のストレートとフォークの2ピッチで圧倒するのって大魔神佐々木投手と似てるのかな》
《正直、宇田川はメジャー行けるんじゃないかなと思いました。球速とフォーク、絞りづらい適度な荒れ球。往年の大魔神佐々木を見ているようで、それ位スケールの大きい選手と感じました》
26日放送の『プロ野球ニュース』(フジテレビONE)でも、佐々木氏と長くバッテリーを組んだ野球解説者の谷繫元信氏が、「佐々木さんを思い出す」と絶賛していた。
不本意な形でプロ野球入りした宇田川は、選手寮に入る際、「塞翁が馬」と刺繍したグラブを持参したという。「人生の禍福は転々として予測できない(「デジタル大辞泉」より)」という言葉どおり、いま宇田川は、入団時には想像もつかない大舞台に立っている。
( SmartFLASH )