12月8日(日本時間)、プロ野球オリックスの吉田正尚外野手が、ポスティングシステムで米大リーグのレッドソックスと契約することで合意したと、複数のメディアが伝えた。
メジャー公式サイトでは、5年総額9000万ドル(約123億3000万円)の大型契約と報じられた。日本から移籍した野手では、鈴木誠也(カブス)の5年8500万ドルを抜いて最高額となる。
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吉田の年俸は年換算で1800万ドル(約24億6000万円)となり、今季年俸に当てはめると、チームの野手ではホズマー、ストーリー両内野手の27億3000万円に次ぐ高給取りとなる。
45日間の交渉期間が始まって1日も経たずの電撃合意。しかも、オリックスに譲渡金21億円が入るとあって、SNSでは吉田を称賛する声があがった。
《オリックスに21億!?やばないかえぐい 神やん》
《21億オリックスに入ってくるのえぐいて 吉田正尚…神…》
《吉田正尚に11億払い21億に増えて戻ってきて連覇と日本一に導くとかオリックスはもう一生頭上がらないだろうな。もし帰ってきても吉田が納得するまで雇って欲しい》
吉田は、2015年に青山学院大学から外野手としてドラフト1位(契約金1億円、年俸1500万円)でオリックスに入団。
「2022年まで7年間での年俸総額は10億3200万円。契約金を含めて、総額11億3200万円が吉田選手に払われた金額です。2021、22年のパリーグ連覇と2022年の日本一をオリックスにもたらしたうえ、譲渡金21億円を置き土産にしたとなれば、吉田選手の貢献が称賛されるのも当然といえます」(スポーツライター)
一方、吉田の望みどおり、ポスティングシステムでのメジャー挑戦を認めたオリックスを称賛する声もあがっている。
《本人の夢をかなえてあげた上に儲けてるってオリックスさんさすが金融会社だけあって商売上手・・・》
《オリックス選手の総年俸が27億くらいだから、マジで最高の売り時だった》
《譲渡金21億って 吉田正尚に払った今までのお金よりもだいぶん多いわね 球団儲けすごい》
11月にオリックスは、西武からFA宣言した森友哉捕手を4年総額18億円超という大型契約で獲得。さらに日本ハムからFA宣言した近藤健介も獲得交渉中だ。吉田がもたらした21億円もの置き土産があれば、オリックスの2年連続日本一も夢ではない。
( SmartFLASH )