熱戦繰り広げられる「FIFAワールドカップ カタール2022」はベスト8が決定し、12月10日、11日で準々決勝がおこなわれる。
われらが日本代表は決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗れ、悲願のベスト8進出はならなかったが、その激闘ぶりに日本中が称賛を送っている。
長友佑都(36)が発した「ブラボー」も注目を集め、堂安律(24)も、Twitterで《流行語大賞ってもう発表されたんだっけ?ブラボー以外ある?》とコメント。
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ネット上では、12月1日に「新語・流行語大賞」に選ばれた「村神様(プロ野球で三冠王を達成した村上宗隆を指す)」と、どちらがふさわしいか、の議論も巻き起こっている。
《別に野球もサッカーもバスケもその他スポーツも全部楽しめばよくない? 1つのスポーツしか楽しめてないのは勿体ない。スポーツが違うファン同士で対立するのも勿体ない》
そんななか、こう発言したのは元サッカー日本代表の本田圭佑(36)だ。「ブラボー」論争について発言したとみられる。
本田は今回のカタールW杯で「ABEMA」のゲスト解説者として起用されると、歴史的な勝利をあげた日本代表の初戦ドイツ戦から的確な分析を繰り広げた。熱をこめたしゃべりには称賛の声が寄せられている。
「そんな “本田解説” 効果があったのか、クロアチア戦のテレビ中継の視聴率はスペイン戦とさほど変わらなかったにもかかわらず、ABEMAの視聴者数はスペイン戦から600万人以上増え、2300万人を突破しました。
今までサッカーの解説で、ポジティブな話題を呼んだ例はほとんど観たことがありません。解説を聞くために中継を見るなんてことも、信じられない現象です」(テレビ担当記者)
いまでは解説だけでなく、Twitter発信も注目を集めている。11月22日のドイツ戦の解説後、1日10件前後投稿されたツイートのほとんどが “万バズ”(1万リツイートもしくは1万いいね)という、すさまじい勢いを見せている。
なかでも、12月2日のスペイン戦以降のツイートは「10万いいね」超えを連発しており、“無双状態” に入ったと言っても過言ではない。フォロワー数も、大会期間中だけで60万人近く増加している。
こうした様子を見て、サッカーライターはこう話す。
「少し前からすると、信じられないほど好意的に受け入れられています。
というのも、本業の選手としては、イタリアの名門・ACミランを離れたあと、メキシコ、オーストラリア、ブラジルなどを渡り歩き、さらにアゼルバイジャン、リトアニアのクラブに移籍するなど、迷走気味でした。
選手を続けながらカンボジア代表の “実質的な監督” として指揮をとることもありましたからね。
その一方、Twitterの発言は政治・経済についての “ご意見番” 状態になっていて、サッカー関係者たちからは冷めた目で観られていました」
たしかに、サッカー以外の発言で批判を浴びることも多かった印象だ。2021年9月には、自身のYouTubeチャンネルにDJ社長率いる「Repezen Foxx」とコラボした動画を公開したが、そこで大麻を肯定するような発言をして批判を浴びたこともある。
こうした失望から、本業のサッカーに関する発信で復活を遂げた本田。それは、グループリーグ敗退を予想する声を跳ねのけ、決勝トーナメントに進出して評価を爆上げした「森保ジャパン」を見ているようではないか。
( SmartFLASH )