アルゼンチンの36年ぶりの優勝で幕を閉じたサッカーW杯カタール大会。12月18日深夜におこなわれた決勝戦にくぎ付けとなった人も多いだろう。
決勝のアルゼンチン―フランス戦を生配信したインターネットテレビ局ABEMAの視聴数は2000万を超えた。
今大会はABEMAが全64試合を無料配信。12月5日の日本―クロアチア戦は視聴数が2343万人を記録するなど、開局以来の視聴数記録を大きく上回った。
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それに大きく貢献したのが、解説をつとめた元日本代表MF本田圭佑だ。SNSには《本田さんの解説マジ面白過ぎる。Abema最高》など称賛の声が多数。本田が「座ってるのに立ちくらみ」など名言や迷言を発するたび、Twitterには関連用語がトレンド入りした。
ABEMAを運営するサイバーエージェントの藤田晋社長は、中継終了後にTwitterを更新。視聴者や関係者への感謝を伝え、最後に《あと、圭佑くんには特別感謝です、ありがとう。ぜんぶ最高でした!》と、本田へ賛辞を贈った。
ほかの解説者にはない独特の “本田節” でファンを楽しませた本田だが、その一方で注目を集めたのが「ルールの不理解」だ。
決勝戦では、前半、フランスの選手交代があった場面で、実況アナが「ハーフタイム以外は3回まで」という交代ルールを説明すると、「いや、勉強になるな、これ」と感心。
また、PK戦直前、脳震盪による選手交代は交代枠に含まれないというルールを実況アナが伝えると「へえ〜」と反応。VAR導入によりオフサイドかどうか微妙な場合に判定を遅らせる「オフサイドディレイ」についてもどうやら理解しておらず、副審に「おそっ」と言う場面が何度もあった。
しかし、これさえも「本田の解説」の魅力となっていたようで、SNSには、
《決勝まで交代の新ルール覚えない本田好き》
《このワールドカップは本田さんがルールを覚える大会笑》
《本田さんのwbcの解説ならルール知らないとしても見たいな》
と、楽しむ声が多数。ただ、現在もカンボジアの代表監督・GMをつとめる立場だけに、
《本田一応肩書上は国を背負ってる監督なわけで、現行のルールすらまともに把握しとらんのはどうなの?》
という厳しい意見も少なからずあるのは事実だ。
本田は決勝戦終了後にTwitterを更新。
《いつか日本もW杯で優勝しよう!必ず。》
《W杯ありがとう。日本代表ありがとう。今からカンボジアに向かいます》
この2つのツイートには《今回のW杯は間違いなく本田さんの解説のお陰でめちゃくちゃ楽しませてもらいました》《本田さんも今大会のMVPです》など、感謝の言葉が多数寄せられている。
( SmartFLASH )