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W杯でメッシに否定された“日本ヤクザの都市伝説”!「全身タトゥーで呼吸困難」はウソだった
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.23 14:34 最終更新日:2022.12.23 14:39
W杯カタール大会決勝は、3‐3の同点でPK戦にもつれ込む激闘の末、アルゼンチンがフランスを下し、36年ぶり3度めの優勝を果たした。
同試合で2得点してチームを頂点に導き、大会MVPにも選ばれたメッシは、サッカーとは別の理由でも注目されていた。ある暴力団関係者は、アルゼンチンの至宝に羨望の眼差しを向ける。
「メッシは首から右の腕、足は足首までびっしりとタトゥーが入っている。メッシ以外のアルゼンチン代表選手や、それ以外の国の代表選手も多くがタトゥーを入れ、それを隠すことなくプレーして活躍できるんだから羨ましい限りですよ」
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たしかに、アルゼンチン代表選手のタトゥーを見ると、象や虎、鷲などの動物、マリア様などじつに多種多彩。なかには、日本のアニメのピカチュウやキャプテン翼のキャラクターを彫っている選手もいた。
しかし日本では、公共の場でタトゥーを大っぴらに見せることは許されない場合が多い。前出の暴力団関係者は不満をこぼす。
「本来、刺青は人に見せるためのもの。芸術を身に纏うものだから、見せないと意味がない。でも、日本では刺青はヤクザの象徴だとして、刺青を入れているとサウナや銭湯にも入れないし、普段は隠して生活しなければならない。もちろん文化の違いもあるし、タトゥーと和彫りの違いもある。でも、刺青を入れることは犯罪でもなんでもない。もっと、日本もオープンになってほしい」
その一方で、選手たちのピッチ上の運動量には首を傾げる。
「体に刺青を入れれば入れるほど、皮膚呼吸ができなくなって苦しいはず。実際、私も息が切れやすい気がして、それは刺青のせいだと思っている。それなのに選手たちは何試合も走り回っていて、不思議に思いましたよ。刺青のせいで呼吸が少し苦しくなるっていうのは、ヤクザの間では常識なんだけどね」
はたして刺青やタトゥーは、体になんらかの影響を及ぼすのか。横浜で美容外科を営む医師に話を聞いた。
「当院では刺青やタトゥーの除去をおこなっていて、全身刺青の患者も来ています。皮膚呼吸については、刺青やタトゥーを入れていない人に比べれば若干影響はあると思いますが、日常生活に支障が出るようなことはなく、ハードなスポーツでも問題は生じないと思います。
刺青を入れている人は肝臓が悪くなるともいわれますが、たしかに肝炎の症状を訴える人はいます。皮膚に注入された染料の多くは体液に流入し、それを肝臓が除去しようとするため、肝臓の負担が大きくなるようです。
それより針を使って彫るため、感染症にはなりやすいです。ほかには、染料のなかに金属成分が含まれていることがあるので、MRIを取るときに刺青のチェックをおこないます。金属成分が反応して、火傷をするケースがあるからです。ただ、最近の染料は金属成分を含んでいないものも多く、そこまで心配する必要はないでしょう」
メッシの活躍で、日本のヤクザ界の“都市伝説”までもが粉々に蹴り飛ばされた――。
( SmartFLASH )