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「力士は歌がうまい」は嘘!豊ノ島さんが明かす“角界歌へた王”は「石川さゆりの親戚」だった
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.01.11 06:00 最終更新日:2023.01.11 06:00
「お相撲さんは歌がうまい」とよくいわれる。しかし、それは本当なのか?
現役時代、毎年2月に開催されている『NHK福祉大相撲』の「お楽しみ歌くらべ」コーナーに出演し、自慢ののどを披露していた元関脇の豊ノ島さん(39)に話を聞いた。
「力士は歌がうまいといわれるんですが、私はそうは思わないですね。たまたまレコードがヒットした力士がいたり、テレビで歌う力士のイメージが強いからじゃないですか。でも、あの人たちはあくまで“精鋭”であって、歌がへたな力士もたくさんいますよ」
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取材当日、豊ノ島さんは芸術系専門学校のスタジオで、知人が作曲したという歌のレコーディングに臨んでいた。
「相撲協会の企画でレコーディングはしたことがあるんですが、こうしてきっちりやるのは初めての経験。妻(沙帆夫人)が歌手なので『大変だよ』とは聞いていたんですが、本当に難しいですね」
さて、本題に戻ろう。力士は千秋楽パーティなど、人前で歌う機会もある。豊ノ島さんの十八番は?
「特にないですね。私が中学・高校のころに流行っていたのは、いわゆるビジュアル系。ラルクやGLAYですね。しかし、後援者の方が大勢参加するパーティなどで、そのような曲を歌うわけにはいかない。後援者の方は、年配の方が多いですから。
なので松山千春さんとか、昔の曲を歌うことが多いですね。でも、私にとってはずいぶん昔の歌でも、後援者さんにとっては『なんだ、この曲は?』っていうこともけっこうあるんですよ。なので、これを歌っておけば間違いないという曲があって、それは尾車親方の『まわり道』です。これは喜ばれます」
『まわり道』は、尾車親方が大関・琴風時代の1982年にリリース。50万枚を売り上げる大ヒットとなった。
琴風以外にも、レコードを出した力士は数多い。もっとも有名なのは、元大関・増位山太志郎だろう。1974年にリリースした『そんな夕子にほれました』が125万枚、1977年の『そんな女のひとりごと』は130万枚と、ミリオンヒットを連発した。
解説者としてお馴染み、元横綱の北の富士勝昭さんも、1967年に出した『ネオン無情』が50万枚のヒットとなった。