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WBC決勝でHR、岡本和真が “2022年の屈辱” 晴らした!…5年連続30本塁打も年俸ダウン、ファンからは「中田翔4番で」の罵声も
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.22 15:55 最終更新日:2023.03.24 15:17
3月22日、侍JAPANは、米国との決勝戦を制し、16年ぶりのWBC優勝を果たした。3対2というシビアな試合のなかで、決勝点を放った男は、2022年に屈辱にまみれた男だった――。
「4回裏、侍ジャパンの5番を託されている巨人の岡本和真内野手が貴重なHRを放ちました。“師匠” として、予選では不振だった村上宗隆を元気づけたのも岡本です。グラウンドの内外を問わず、今回の優勝を支えたひとりです」(スポーツ紙記者)
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だが、2022年の岡本は、ある屈辱を味わっている。
「5年連続30本塁打以上を達成しているにもかかわらず、年俸が3億円から3000万円ダウンの2億7000万円になったんですよ。これだけならまだしも、中田が3億円選手になったんです。これは “事件” ですよ」(巨人担当記者)
巨人は、2021年シーズン途中、日本ハムでの暴力不祥事で謹慎していた中田翔を無償トレードで獲得した。
その中田は、昨シーズン、109試合に出場して、24本塁打を放った。シーズン後半には岡本に代わって4番に座ることもあり、その活躍が評価され、年俸1億5000万円から倍増の年俸3億円で更改したのだ。
巨人担当記者が “事件” と言ったのは、岡本と中田の対照的な契約内容についてだという。
「もともと中田は、巨人に移籍する前に自身最高の年俸3億4000万円をもらっていました。2021年は途中加入で、結果が残せず、1億9000万円のダウン。2022年の更改で “ほぼ自己最高額” まで戻したということです。
しかし、中田は出場試合数が少ないうえ、規定打席にも到達していない。たった1年だけ成績がよかった中田が大幅アップで、4番を外れる時期があったとはいえ、通年一軍で活躍した岡本がダウン更改というのは、あまりにもかわいそうだと思いますね」(前出・担当記者)
とはいえ、一部のファンからは、昨シーズン中は厳しい意見が相次いだ。
《貢献度とか岡本への期待度からしたら減棒も仕方ない》
《30本という数字に騙されず試合をよく見てるファンなら中田の方が高く貰って当たり前だと思う》
《もう岡本復調しても4番中田でいいでしょ》
《岡本外して中田4番はダメですか??正直、岡本に危機感があんま感じられない》
「岡本はWBC決勝という舞台で大活躍し、見事に屈辱を晴らしたことになりますね。一度は落ちたファンからの評価も、再びうなぎ登りです。もちろん、成績がすべての世界ではありますが、“侍JAPANの岡本” を巨人も無碍にはできないでしょう」(同)
“世界一” は、選手たちの多くの想いが集まって勝ち得たのだ。
( SmartFLASH )