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「けつあな」報道より深刻な「スタメン落ち」坂本勇人の不調 指摘される衰え、原監督もかばいきれず“第2の二岡”の可能性
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.05 23:25 最終更新日:2023.04.05 23:39
4月5日のDeNA戦で、ついに巨人のスタメン落ちした坂本勇人。代わりに門脇誠が「8番・遊撃」でプロ初のスタメンに名を連ねた。
4日のDeNA戦では「6番・遊撃」で出場したが5打数無安打に終わり、開幕からの無安打記録が4試合、16打席まで伸びてしまったさなかのことだった。
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「4日の横浜戦では、打ちごろの投手が次々と出てきたにもかかわらず、ひとり、まったくタイミングが合いませんでした。かなり深刻な状態であることを証明してしまいました」(巨人担当記者)
2022年シーズンはレギュラーを獲得して以来、過去最低の成績だったため、春季キャンプでは自分を追い込む姿が見られた。だが、そのキャンプから「いまの不調の兆候は見られた」と記者は続ける。
「新任の大久保博元打撃チーフコーチのアーリーワークにも積極的に参加していたんですが、その大久保コーチが『坂本はよくない。スイングスピードが遅く、フォームがバラバラで選球眼も悪い』と言っていたほどなんです。やっても結果が出ないということは、そもそも動体視力の衰えが出てきているのかもしれません」
2022年は成績不振に加え、女性スキャンダルにも悩んだ。「文春オンライン」が2022年9月10日に報じた記事によると、坂本は20代女性を妊娠させたうえ、女性に中絶を望むような言葉をかけ、精神的に追い詰められ女性は、自殺未遂を起こしたと報じられている。
巨人は「文春」の取材に対し、女性とは互いの代理人弁護士を通じて示談した、と回答している。
「同記事では、坂本が、女性に対し『今日けつなあな確定な(原文ママ)』とメッセージを送るなど、終始、女性を見下すような言動をとっていたことも報じられ、『けつあな確定』というワードがネット上で流行しました。坂本のシナリオでは、汚名返上とばかりにWBCに出場して世界一に貢献し、シーズンに入っても活躍を続けることで、“スキャンダルを忘れてもらう”という皮算用があったそうです。ところが、報道内容を重く見た巨人首脳陣から、WBCへの出場にストップがかかってしまいました。このあたりも、不調に大きく影響しているのでしょう」(同前)
また、最初から“スタメン落ち”する計画もあった。
「オープン戦でも打率.111と悪かっただけに、開幕から思い切ってルーキーの門脇誠を推す声は多かったんです。ところが、原辰徳監督が『勇人でいく』と押し切ったそうです。今回のスタメン落ちは、原監督もかばいきれなくなったということ。さらに、“引導”を渡す時期が、そろそろ来ているかもしれません」(スポーツ紙デスク)
“引導”というと、2軍降格……と思いきや、“それ以上”のケースも考えられるという。
「巨人は『巨人軍は紳士たれ』とうたっていますが、これまでも主力が多くの問題を起こしてきました。1990年代後半に活躍した二岡智宏は、実力もさることながら『ニィ』の愛称でナンバーワンの人気を誇っていました。将来の幹部候補生と言われ、2008年には高橋由伸に代わって第15代巨人軍選手会長にも就任しました。ところが、ケガもあって衰えてきたことに加え、フリーアナウンサーの山本モナとの不倫が発覚し、シーズン終了後には日ハムにトレードに出されました。生え抜きであり、人気がすさまじかった彼でさえ、出されたわけです。坂本が“第2の二岡”として追放されても、なんら不思議ではありません」(同前)
二岡は坂本と同じショートだったが、「呪われたポジションなのかもしれない」と語るスポーツライターもいる。
「さらにさかのぼれば、1980年代後半、巨人のショートは川相昌弘の定位置でした。守備の名人であり、2003年には通算512犠打を達成し、ギネスにも載った人物です。この記録を手土産に引退し、巨人の一軍内野守備・走塁コーチに就任することが内定していました。
ところが、直後に第1次政権時代の原監督が辞任。新任の堀内恒夫監督は川相にとって“天敵”であり、球団から二軍内野守備、走塁コーチへの就任を打診されていましたが、これを固辞。引退を撤回し、巨人退団からの中日移籍を選択しました。そして、その川相からポジションを奪ったのが二岡です。ショートには、“巨人を追われる”という宿命でもあるのでしょうか……」
原監督は、坂本が6日のスタメンには復帰すると明言している。チャンスを生かせなければ“ベンチ確定”どころか、その先には……。
( SmartFLASH )