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G坂本勇人「23打席め」でやっとのホームランも広がる「ベテラン重用」原采配への疑問「実力至上主義はどこへ」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.08 20:16 最終更新日:2023.04.08 20:28
4月8日、マツダスタジアムでおこなわれたプロ野球・広島対巨人戦。坂本勇人は6番・ショートで、2試合ぶりのスタメン出場を果たした。
オープン戦から不調が続き、今季いまだにヒット0本だった坂本だが、7回の先頭打者でついに“一発”が出た。広島の床田(とこだ)寛樹のストレートを、バックスクリーンに叩き込んだのだ。開幕から23打席めでの初安打が、ホームランとなった。
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さらに第4打席でもヒットを放つなど、“復活”の兆しを見せた坂本。関係者はさぞや喜んでいるかと思いきや、巨人担当記者は「正直、厳しい」という。
「もちろん、坂本選手にとっては喜ばしいことですが、不調はオープン戦から指摘され続けてきた問題です。スイングスピードが遅く、フォームがバラバラ。選球眼も衰えてきていました。この先もチャンスを与え続ければ、ある程度の結果を出せるかもしれませんが、2019年のような活躍を期待すべきではありませんよ」
厳しいプロ野球の世界。好不調の波があるのは当然のことだ。それよりも、原辰徳監督の起用法に問題があるという。
「開幕から思い切ってルーキーの門脇誠選手を推す声は多かったんです。ところが、原監督が『勇人でいく』と押し切った。原監督はかねてより『一軍は育成の場ではない』と語っています。それほど1試合ごとの勝負にかけているんだ、という考えでしょうが、ではなぜ坂本選手のことを23打席も見守ったのか。さらに、中田翔選手や丸佳浩選手も、決して期待されるほどの活躍は見せていませんが、レギュラーです。若手にチャンスを与えるよりも、ベテランを重用しているのが明らかです。シーズン序盤ですが、この先、チームを牽引してくれる若手が登場する気配がありません」(前出・巨人担当記者)
実際、ネット上でも
《監督の好き嫌いで采配しているように見える》
《将来ある若い選手は1試合でも見切る。だから世代交代は進まない》
《もう、原監督には早く退陣して欲しい》
と、辛らつな声が出ている。
「原監督は現在、歴代最長の通算17年め。3年契約の2年めですが、この状態で『契約更改する』と言ったら、ファンは許さないでしょう。本人も、周囲にこれ以上、続ける気はないと明言しているそうです。ただ、逆にいえば、腰をすえてチームを成長させる気がないからこその、ベテラン重用なのかもしれません。実力至上主義はどこへ消えたのか……」(前出・巨人担当記者)
監督も選手陣も、ベテランばかりが幅を利かすようでは、チームの将来は明るくない。
( SmartFLASH )