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A’s藤浪晋太郎、2試合連続KOで崖っぷち「二度と見たくない」ファンの悲鳴もかき消す「チーム防御率7.00」の現実
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.09 17:40 最終更新日:2023.04.09 18:20
4月9日(日本時間)、オークランド・アスレチックスの藤浪晋太郎が、レイズ戦で今季2度めの先発登板。4回1/3、79球を投げて、被安打3、5失点で敗戦投手に。今季成績は0勝2敗となった。
3回まではノーヒットに抑えたが、4回で一気に崩れた。先頭打者にいきなり四球を与えると、2死走者2・3塁のピンチで2点タイムリーを打たれる。5回も先頭打者に死球、次の打者にも四球。1アウトを取るも、また四球で満塁に。ここで、WBCメキシコ代表として大活躍したアロザレーナに2点タイムリーを打たれ、万事休す。マウンドを降りた。
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最速100マイル(約160km)を記録するなど、球威はあったものの、前回の登板と同じく問題は「コントロール」。3つの四球と1つの死球を与え、自らの首をしめてしまった。
試合後、アスレチックスのコッツェイ監督は、藤浪について
「初めての先発のときと同じだ。ストライクゾーンをコントロールし、ストライクを投げること。彼はヒット3本しか打たれなかったが、あれだけフリーパス(四死球)を与えれば、うまくいかないのが当然だ。とくに、いいチームに対してはね」
と、辛口のコメントを残した。藤浪は4月2日のエンゼルス戦でメジャー初登板。2回までは完璧に抑えたが、3回で制球を乱し、このイニングだけで5安打3死球で8失点していた。先発2試合で、投球イニングはわずか6回2/3。13失点で防御率は17.55となった。
この試合、アスレチックスは0-11と大敗。シーズン開幕戦こそ勝ったものの、ここまで2勝6敗。チーム打率は.209、防御率は7.00と、絶望的な数字が並ぶ。アスレチックスの公式Twitterには、チームのふがいなさを嘆く声が並んでいる。
《今年50勝できるのか?》
《映画『メジャーリーグ3』の撮影が見られるなんて。クールだな》
《イーロン・マスク、このチームを買ってくれよ》
なかには
《フジをベガス(アスレチックスの3A)に送ってくれ。二度と見たくない》
との厳しい声も。四球が多いため「Fujiwalk」と揶揄するツイートもある。
「もともと財政が厳しく、活躍した選手をどんどん売却することで有名なアスレチックスですが、今季はとくにそれが顕著で、開幕前から苦戦は予想されていました。藤浪のような投球をしていれば、普通のチームであれば次の先発のチャンスはない。しかしチーム防御率7.00という数字が示すように、ほかの投手も全滅のような状態なので、また先発のチャンスはあるのではないでしょうか」(スポーツライター)
もし、中5日で次の先発があるとすれば、4月15日のメッツ戦ということになりそうだ。
( SmartFLASH )