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藤浪晋太郎、またもKOで “歴史的投手” の仲間入り…アスレチックスは “史上最悪のスタート”

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.24 16:00 最終更新日:2023.04.24 16:00

藤浪晋太郎、またもKOで “歴史的投手” の仲間入り…アスレチックスは “史上最悪のスタート”

写真:AP/アフロ

 

 4月23日(日本時間、以下同)、アスレチックスの藤浪晋太郎が敵地のレンジャーズ戦に先発登板。メジャー移籍4試合めの登板だったが、この日も課題のコントロールが定まらない。4つの四死球と2つの暴投で自滅し、被安打7で8失点。わずか2回1/3でマウンドを降りた。チームも3対18と大敗した。

 

 藤浪のここまで4試合の成績は、

 

【4月2日】エンゼルス戦2回1/3
 被安打5 自責点8 与四死球3 奪三振4

 

 

【4月9日】レイズ戦4回1/3
 被安打3 自責点5 与四死球5 奪三振1

 

【4月16日】メッツ戦6回
 被安打4 自責点3 与四死球3 奪三振5

 

【4月23日】レンジャーズ戦2回1/3
 被安打7 自責点8 与四死球4 奪三振2

 

【合計】15回
 被安打19 自責点24 与四死球15 奪三振12

 

 0勝4敗で、防御率は14.40と、惨憺たる数字が並んでいる。初登板から4試合の登板で4敗したのは、アスレチックスの球団史上3人め。また、初先発から4試合で自責点24は、ロイヤルズのライカートの25点(1999年)に次いでMLB史上ワースト2位というから、まさに “歴史的投手” の仲間入りをしたことになる。

 

「この日の試合を終えて、アスレチックスは4勝17敗。メジャー30球団で最低で、アスレチックスのチーム史上最悪のスタートです。

 

 チームの得点は73、失点が173で得失点差はマイナス100。開幕から21試合でこの数字は、1988年オリオールズのマイナス85点を抜き、1901年以降のメジャーで最悪の記録となりました。開幕21試合でチーム防御率8.08も、同様にメジャー記録です。

 

 もちろん、藤浪だけが悪いわけではありません。アスレチックスの先発投手陣は、藤浪を含め誰も勝ち星がなく、0勝10敗です。

 

 しかし、藤浪は先発陣のなかでも、負け数、防御率、自責点、与四死球数がすべて最多。藤浪が投げた4試合でアスレチックスは得点4で45失点、合計39点差をつけられて負けています」(スポーツライター)

 

 試合後、藤浪を今後も先発登板させるか聞かれたアスレチックスのコッツェイ監督は「それについては少し時間が必要だ」と、明言を避けた。

 

 SNSには、現地の野球ファンから辛辣な声が。

 

《藤浪に恨みはないが、彼はMLBのレベルの投手ではない(編集部訳)》

 

《藤浪にとってもアスレチックスにとっても最悪な契約だ。日本ではまったく力を発揮できなかった投手。せめてリリーフに回すか、トリプルAかダブルAで1カ月過ごしたほうがいい》

 

 横浜DeNAの前監督のアレックス・ラミレス氏は、23日に自身のTwitterに英語で投稿。《この結果はNPBで何度も見てきたので、驚きはない》とし、藤浪をリリーフかダブルAAに送ることを提案。《MLBにはまだ早い》と評価している。

( SmartFLASH )

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