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中日・立浪監督、休養デッドラインの「借金15」到達も「気にしてもしょうがない」発言にファンから総ツッコミ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.06.18 13:20 最終更新日:2023.06.18 13:21
立浪和義監督が試合中にゴミ箱を蹴飛ばすほど荒れた6月16日の敗戦から、一夜明けた17日。この日も本拠地・バンテリンドームでおこなわれた対日本ハム戦に、中日は3-6で敗戦。ファンの間で、監督休養(および退任)のデッドラインと噂されてきた「借金15」に到達した。
この噂の根拠となっているのが、中日戦の実況や『サンデードラゴンズ』(CBCテレビ)の司会で知られる若狭敬一アナウンサーの、
「借金15が休養ライン。谷繁(元信)監督がそうだった」
という過去の発言だ。スポーツ紙記者が語る。
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「2014年シーズンから、落合博満GMのもと、中日ドラゴンズの選手兼任監督として指揮をとった谷繁監督は、専任監督となった3年めの2016年、シーズン途中の8月9日に休養が発表されました。8月7日の横浜DeNA3連戦で、球団史上48年ぶりとなる8カード連続負け越しを喫した中日は、この時点での借金が15(最下位)でした。
谷繁監督の後を受け、2019年から2021年まで指揮をとった与田剛監督は、3年契約の最終年となる2021年シーズンの10月12日に『今季(2021年)限りでの退任』が発表されました。順位は5位でしたが、10月8日の横浜DeNA戦を終えた時点での借金は、やはり15でした」
つまり、谷繁監督も与田監督も、借金15の時点で休養、および退任を発表していることになる。このデータからいえば、若狭アナの発言に真実味が出てくるのだ。
さらに17日の敗戦も、その負け方が中日ファンには複雑な展開となった。昨季まで中日に在籍し、2022年は自身最多の82試合に出場。打率.276、8本塁打とキャリアハイの成績を残したにもかかわらず、レギュラーシーズン終了後に中日が手放したアリエル・マルティネスの勝ち越し3ランで試合を決められたからだ。
マルティネスは、このホームランでシーズン自己最多となる9本を記録。得点圏打率は.357と、日ハムのなんとも頼もしい戦力となっている。得点圏打率.067と大不振にあえぐ中日のビシエドとは比較にならない活躍ぶりだ。
そんな元チームメイトの豪快な一発による敗戦で、ついに借金15。昨季は借金14でなんとか踏みとどまった立浪監督が、初の借金15突入で、Twitterには「借金15」「立浪監督」「中日ファン」が次々とトレンド入り。立浪監督の言動にも注目が集まっていたが、試合後の立浪監督の発言は意外なものだった。
「まだまだ試合は残っている。借金がいくつとか気にしてもしょうがない。若い選手のミスも出るが成長していけるように、勝ちに行く姿勢は失わずにやっていきたい」
この発言に、「え?」と思ったファンは少なくないだろう。たしかにまだ82試合も残っているとはいえ、どこか開き直ったようにも取れるこの発言に、SNSでは、
《気にしなくていいのは選手だけであって、監督は気にしてください。この時期の借金15は異常です》
《貯金の数は気にしないって上位球団の監督がいうならまだしも、今最下位?で借金15は気にしないとあかん。気にしないから、今まで通りでやるって言うてるようなもんやん》
《さすがに借金15で「気にしてもしょうがない」はやべーだろ、立浪》
などと、ファンからツッコミの声が多数あがった。
17日の対日ハム戦では、9回にプロ初登板をはたした育成出身ルーキー・松山晋也投手が3者連続三振の鮮烈デビューを飾るという明るい材料もあったが、それを手放しで喜べないほど、チームの現状がガタガタのドラゴンズ。18日も日ハムとの対戦となるが、立浪監督の「(借金を)気にしてもしょうがない」は本音か、強がりか――。
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