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首位打者争いの吉田正尚、トップに「4厘差」肉薄も伏兵 “隠れ首位打者”の存在が…あと5試合で急浮上か

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.07.20 15:06 最終更新日:2023.07.20 15:13

首位打者争いの吉田正尚、トップに「4厘差」肉薄も伏兵 “隠れ首位打者”の存在が…あと5試合で急浮上か

7月20日の対アスレチックス戦で5回に二塁打を放ったレッドソックス・吉田正尚(写真・AP/アフロ)

 

 7月20日(日本時間)のアスレチックス戦に出場した、レッドソックス吉田正尚(まさたか)。4打数1安打で、打率を.317とした。7月はこれで打率.404と絶好調だ。

 

 ア・リーグの首位打者争いは、トップがブルージェイズのボー・ビシェットで.321。2位がレイズのヤンディ・ディアズで.320。そして吉田が.317。4厘差のなかに3人がひしめきあう、混戦状態となっている。

 

 

 2023年、メジャー1年めの吉田。ルーキーの首位打者は、長いMLBの歴史のなかでも、1964年のトニー・オリバ(ツインズ)、2001年のイチローマリナーズ)の2人しかいない。もし吉田が首位打者を獲得すれば、歴史的快挙となる。

 

 だが、ビシェット、ディアズよりもさらに厄介なライバルが存在するという。

 

「現在、レンジャーズのコリー・シーガーは打率.346。規定打席にわずかに足りていない“隠れ首位打者”なのです」(スポーツライター)

 

 規定打席数は所属チームの試合数×3.1。レンジャーズはここまで97試合を消化しており、規定打席は301となる。

 

「シーガーは左太もも裏を痛めて、4月12日から1カ月以上、故障者リスト入りしていたため、ここまでの打席は294です。シーガーはおもに2番打者で起用されており、1試合に4.5打席と仮定し、計算すると、102試合めで316.5打席となり、規定打席に到達することになります。レンジャーズの102試合めは、7月26日(日本時間)のアストロズ戦です。

 

 シーガーは現在、29歳の内野手。2012年のドラフトで1位指名を受け、ドジャースに入団しました。2015年にメジャーデビューを果たし、2016年には新人王に輝いています。2021年12月、MLB史上6番めの高額契約で、レンジャーズに移籍。2023年のオールスターは出場4回め。メジャーを代表するスター選手のひとりです」(前出・スポーツライター)

 

 イチローの記録を塗り替え、日本人新記録となる8試合連続マルチ安打を達成。レッドソックスの左打者としては“最後の4割打者”テッド・ウィリアムズ以来となる快挙で、ファンを沸かせている吉田だが、思わぬ伏兵が存在していたようだ。

( SmartFLASH )

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