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中日、気がつけば「借金20」到達で「責任取って」立浪監督に集まる辞任要求 OB・権藤氏も「弱い、弱い」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.07.31 16:40 最終更新日:2023.07.31 19:09
7月30日の巨人戦に敗れ、2017年以来、6年ぶりとなる「借金20」に到達した中日ドラゴンズ。
もはや交流戦の時期に、ファンの間で、監督休養(および退任)のデッドラインと噂されてきた「借金15」はなんだったのか? と思わざるを得ないほど加速する借金に、中日ファンは怒り心頭だ。SNSでは、
《借金20です 責任を取ってください》
《借金20。これ以上チームをめちゃくちゃにする前に、もう休養してください》
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《やっぱりさぁ、立浪監督には即時辞任を求めるわ。今シーズン残り、若手育てられる人を代行に立てて、来シーズンはもっと戦術立てられる人に》
など、チームの指揮を執る立浪和義監督への批判が集中。「借金20」「立浪監督」がTwitterのトレンド入りした。
まさしく緊急事態の中日だが、ここで思い返されるのが、6月20日に収録された、東海テレビ公式YouTube『ドラHOTpress』に出演した際の中日OB、権藤博氏の言葉だ。収録時点では、借金16だった中日の戦いぶりに対して、『中日ここまでの戦い』」というテーマで物申した権藤氏。動画のなかで、司会者から「(中日のベンチを)元気にする、チームとしての雰囲気を変えるには?」と振られ、
「やっぱ、監督しかないですよ。監督が『お前たち、責任は俺が取るんだから、もっと思い切っていきなさい!』って言わないと。監督がジーっとして、ベンチで笑ってる顔が出てくるけどね、あんた、笑ってる場合じゃないよと思うもんね。(中略)これだけ負けて、お客はね、どんな気持ちで観てるんだって。それに対応するためには、なんかやったから勝てるって、そんな秘策はないです。だけど、トータルしたら、こんな弱いチームじゃない。それを見せなきゃいかんですよ」
と発言。さらに、司会者に「権藤さん自身は、立浪監督とはグラウンドで、お話しとかはされますか?」と聞かれると、
「前は、よくしましたけどね。最近は話しづらいよ。これを言ったら殴られるかもわかんないもんな(笑)。監督なりに、考えてはやってると思うんですよ。だけど、弱い。弱い。立浪は弱い。弱い」
と、4度にわたって「弱い」という言葉を使い、弱さを強調した。
さらに、「巻き返しを期すためには?」と聞かれた権藤氏は、こう続けた。
「やっぱり選手も監督も一体となって戦う。これしかない。監督(の進退)は心配しなくたっていいって。負けたら責任取らされるんだから。監督(のこと)は心配することないんですよ。選手は心配することない。クビになることはない。だけど、成績悪いと監督はクビになる。だから、選手は思い切ってやりゃあいいんですよ」
この権藤氏の発言は、6月20日時点のものであるとはいえ、それからひと月経って「借金20」となった現状のドラゴンズに、みごとに当てはまってしまう。
もともと、投手力には定評がある中日。課題とされている打線も「打てない、打てない」といわれながらも、セ・リーグの7月の月間打率ランキングのトップ3は中日の選手が独占(1位・岡林、2位・石川昂、3位・大島)している。それでも勝てず、細かいミスを連発するなど、何かにつけてチグハグさばかりが目立ってしまうのが、いまのドラゴンズだ。
ファンの悲痛な叫びや、大OB・権藤氏の言葉は、立浪監督には届いているのだろうか。
( SmartFLASH )