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「応援のせい」トレンド入り…甲子園107年ぶり慶応優勝も、すさまじい声援が物議
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.24 19:45 最終更新日:2023.08.24 19:52
8月23日、慶應義塾高校(神奈川)の107年ぶり2度めの優勝で、激闘の幕を閉じた夏の甲子園。
103年ぶりの決勝進出ということもあり、スタンドには同校OBや関係者が大挙して応援に駆けつけ、観客席の3分の2は慶應ファンで占められていたという。
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その応援ぶりはすさまじく、慶應に点が入れば、三塁側内野席、アルプス席に応援歌「若き血」の大合唱が地鳴りのように鳴り響き、対戦相手の仙台育英の攻撃中にも、ストライクやアウトをひとつ取るごとに、慶應ファンの歓声が球場を包んだ。
慶應の大声援はテレビ越しにも伝わってくるほどで、仙台育英は、この大声援に飲まれたかのように、2対8で敗北。試合後は、慶應の森林貴彦監督(50)も「観客のみなさんのおかげで実力のプラスアルファが出せたんじゃないかと感謝しています」と発言したほどで、「X」には「応援のせい」がトレンド入りした。
SNS上では、
《試合前から圧倒的に慶応の応援団が多くなるのは目に見えてた テレビからその凄さがわかったのだから現場はどれだけ圧倒されたことか》
《慶應の応援は相手へのリスペクトがない。育英の選手がエラーしたら歓声、伝令が出ても変わらない音量、本当に不愉快でやかましかった》
《慶應の節操ない応援の在り方を疑問視してる》
などの声があがった一方で、
《応援のせいで負けたとか全力で戦った選手たちへの最大限の侮辱だと思うんだけど》
《慶応に学歴でも経済力でも負けてしまい遂には応援に難癖をつける大人たち笑》
といった反対意見も多くあった。なかには《応援で勝てるなら 毎年 日本シリーズは阪神とロッテやがな》といった声も。
慶應の応援に一部で批判的な声があがったことについて、24日、情報番組『ひるおび!』(TBS系)に出演した慶應野球部OBの井上貴博アナもこう言及した。
「高校野球って、自分たちが守備のときは『声を出さないでやりましょう』っていうのはあった。そういうのは、私が学生コーチをやっているときは、応援指導部と一緒に徹底していたんですけど。
昨日はちょっと人数が多すぎて……そこが徹底していなかった部分は、今後の課題なのかなと強く感じました」
同じく慶應OBでコメンテーターの八代英輝弁護士も、相手がアウトになったときに声援を送るのは違うし、そこは反省材料との私見を述べた。
終わってみれば、何から何まで慶應が持っていったといえそうな今年の甲子園。彼らの107年ぶりの優勝には、素直に祝福を贈りたい。
( SmartFLASH )