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山川穂高、不起訴処分も今季復帰は絶望的…112日ぶり肉声は怒り交じり「動画撮ってる。マスク外して」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.04 06:00 最終更新日:2023.09.04 10:30

山川穂高、不起訴処分も今季復帰は絶望的…112日ぶり肉声は怒り交じり「動画撮ってる。マスク外して」

球団関係者は、山川穂高の今季復帰は厳しいと見る

 

 強制性交等の容疑で書類送検され、8月29日に不起訴処分となった西武ライオンズの山川穂高(31)。東京地検の判断が下った翌日も、球団施設で三軍の練習に参加したが、終了後、報道陣の問いかけには無言を貫いた。

 

 書類送検後、若手選手らと練習を続けてきた山川は今、何を思うのか? 本誌は8月31日、自宅インターホン越しに直撃した。すると、山川の妻と思しき女性が答えた。

 

女性 どちら様ですか?

 

 

――「FLASH」と申します。取材をお願いしたく、お伺いしました。

 

女性 少々お待ちください。

 

 やや間があった後、山川本人が応答した。

 

山川 はい。なんですか?

 

――今回、不起訴ということでお話を伺えませんか。

 

山川 はい。すいません、今撮影もしておりますんで、(記者の)マスク取ってもらっていいですか?

 

――はい(マスクを外す)。

 

山川 すみません、(モニターに映る顔が)まったく見えないんで終わります。

 

 こう告げ、山川は一方的にインターホンを切った。「週刊文春」で女性との浮気トラブルを報じられて以後、一度もマスコミの取材に応じてこなかった山川。口調は丁寧だが、騒動発覚から112日ぶりに発した肉声には、抑えきれない怒りが入り混じっているように感じられた。

 

 山川の不起訴を受け、日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長は声明を発表。「不起訴処分が出されたことを前提に、客観的事実に基づく慎重なご対応を」と述べ、球団に山川の早期復帰を求めた。

 

 だが、球団内では反発の声が出ているという。

 

「選手会は女性を『相手方』、事件を『騒動』と言い換えるなど、女性へのセカンドレイプになりかねない。山川を守りたい気持ちは我々も同じですが、性暴力への認識が、世間とかけ離れているとも感じました」(球団関係者、以下同)

 

 山川本人にも「厳しい目が向けられている」と続ける。

 

「球団は、山川が女性に謝罪して和解することを最優先としていました。しかし、山川はこれを拒否し、球団が代理人を通じて女性に接触することさえ許していません。球団が蚊帳の外に置かれている以上、山川を守る必要はないという声が強まっています」

 

 山川は一軍で、あと17日間プレーすれば国内FA権を取得できるが、今季中の復帰は困難とみる。

 

「このまま和解交渉が進まないと、女性は検察審査会へ申し立てる可能性があります。国民から選ばれた審査員が、不起訴事件を審査する制度です。そうなると、球団は山川を試合に出さない方向です。時間的にもう一軍登録はできません」

 

 現在、球団と単年契約中の山川。裁判が続けば大型契約は夢のまた夢。元侍ジャパンの前に茨の道はまだまだ続く――。

( 週刊FLASH 2023年9月19日号 )

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