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山川穂高、FA間近の「無期限出場停止処分」背景に西武との“深すぎる溝”SNSでは「無償トレードやめて」の嵐
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.04 19:00 最終更新日:2023.09.04 20:21
9月4日、埼玉西武ライオンズは山川穂高内野手(31)を、無期限の公式試合出場停止処分にすると発表した。
2023年5月、「週刊文春」に、不倫と、その相手である女性から強制性交を告発されていた山川。その後、5月23日に強制性交の疑いで書類送検されていたが、8月29日に東京地検は不起訴処分を下した。
しかし、今回の球団発表では《球団として今回の事態を重く受け止め、本人の猛省を促すべく、上記の処分といたしました》としており、起訴・不起訴にかかわらず、球団の信頼回復に向けて、処分に踏み切った模様だ。
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山川本人も球団を通じて、《今般、不起訴と判断されましたが、そもそもの主たる原因は、わたしがプロ野球選手という立場をわきまえずにした行動が招いたものであり、深く反省しています》とのコメントを発表している。
「山川選手については、国内フリーエージェント(FA)を得る一軍登録日数まで、残り17日とされており、西武が今後、試合に出場させるのかが注目を集めていました。
正直言って、もし山川が退団するとなれば、西武としては『FAで出て行ってくれるのがいちばんマシ』という気持ちだと思います。獲得希望の球団が現れた場合ですが、山川ほどの高年俸選手が移籍するとなれば、獲得球団からの『人的補償』や『金銭補償』が見込めます。
一方で、球団が契約を結ばなかったり、山川が提示年俸を不服として自由契約となれば、その補償はありませんからね。球団としては、不起訴と割り切り試合復帰させ、FA権を行使してもらうという選択もできたはずです」(プロ野球担当記者)
今回の処分発表を受けて、「自由契約の可能性が高くなった」と話すのは、西武の球団関係者だ。
「事件以降、山川からの連絡がまったくなかったという点で、西武球団はかなり不信感を持っています。両者の間には、かなり深い溝ができてしまいました。昨季オフに、山川が球団の4年契約提示を断って1年契約をしたこともあり、今季オフに、球団からは契約しないのが既定路線でしょう」
山川に対する「出場停止処分」はNPBが下したものではなく、球団独自のものだ。そのため、2021年シーズン中、暴行事件により球団から出場停止処分を受けたものの、巨人への無償トレードで処分が“即解除”された、中田翔(34)を思い出す野球ファンも多いようだ。
X(旧Twitter)には、西武ファンを中心にこのような声があふれている。
《ワンチャン山川はオフに無償トレードとかありそう それはやめてほしいけど…》
《山川無償トレードするならセリーグ以外ありえないからな 同一リーグに出すなんて敵に塩を送るようなもんじゃん》
《とりあえず今オフにFAで逃げられることはなさそうだけど、無償トレードだけは絶対するなよ》
山川本人はコメント内で 《再びチームの役に立てるように地道に練習に励みます》 と表明していたが、来シーズンに、勝利への貢献を目指す所属球団はどこになるのか――。
( SmartFLASH )