DeNA・バウアー争奪戦で「セ・リーグDH制導入」論争再び「駆け引き見るのも醍醐味」VS.「立ってるだけのPの打席見て楽しい？」

 

　DeNAトレバー・バウアー投手の争奪戦が始まったと、各スポーツ紙が報じている。

 

「今季19試合で10勝4敗、防御率は2.76。投球回（130.2）こそ規定に達しませんでしたが、十分、期待に応える働きをしたと言えます。年俸4億円（推定）の1年契約で、来季の契約にはかなりの増額が必要となります。DeNAは、今永昇太投手のMLB挑戦が濃厚とされており、なんとかバウアーに残ってほしいところですが、金額が金額だけに、難しいところ。

 

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　バウアーは、DV問題でメジャー復帰は絶望的とされており、国内球団での争奪戦となる可能性が高い。本人はDH制のあるパ・リーグでのプレーを希望しているという報道もあります」（スポーツライター）

 

　パ希望を報じたのは、10月16日の「スポニチ」で、「ソフトバンクがすでに本格調査を開始」していると書いている。この記事が出たことにより、X（旧Twitter）では「DH制のパ希望」「DH導入」などがトレンド入り。SNSでは、セ・リーグでもDH制を導入すべきかどうかで、論争となっている。

 

　導入反対派は

 

《僕としては次投手の打席でそのまま行かせるのかそれとも代打を送るのかこの駆け引きを観るのも野球の醍醐味だと考えていますのでやはりDHはパ・リーグ球場のみでいいかなと…》

 

《セリーグDH導入は反対だなぁ。戦略がなくなるのは見ててもつまらん。パは昔からDHだったからいいんであってセがDH導入すればパに追いつくってのは違うかと…》

 

《DH導入って打てばええやん何でもかんでもMLBの真似すればええわけちゃうやんセとパで少し違う制度を導入することで交流戦により一層盛り上がるし》

 

　対して、賛成派の意見は

 

《DH導入反対の意味がわからん　ただ突っ立ってるだけのPの打席見て楽しいか？　野手1人追加された方が面白くないか？　打ちたきゃDH解除すればいいし　変に怪我のリスク上げる必要もないでしょ》

 

《セ・リーグのDH導入は、選手会が動くべきだと思う。選手の出場機会を増やす、もしくは選手寿命を延ばす為にも必要でしょう》

 

《DH導入論争、賛成派がひたすらメリットを上げてくのに対して反対派が感情論でゴチャゴチャ喚いてる印象しかない》

 

「MLBでは、2022年からナショナル・リーグでもDH制が導入されました。DHのメリットとして、投手の怪我防止や負担軽減、野手の出場機会増加などがあり、ナ・リーグでの導入も選手会の提案によるものです。加えて、ファンの満足度が上がるという点もあげられます。やはり投手が打席に立つことをを『つまらない』と思うか、『駆け引きも醍醐味』と思うかの違いでしょう」（前出・スポーツライター）

 

　巨人の原辰徳・前監督は2019年、日本シリーズでソフトバンクに4連敗を喫し「セ・リーグにはDH制がないからね。DH制は使うべきだろう。相当、差をつけられている感じがある」と発言。2020年シーズン後には、セ・リーグ理事会で巨人オーナーがDH導入を提案したが、反対多数で見送りとなった。

 

　2023年1月におこなわれた12球団監督会議では、パ・リーグでの監督経験もある阪神の岡田彰布監督が「俺はずっとDH反対。監督が楽すぎる」と発言している。

 

　なかなか一筋縄ではいかないようだ。

( SmartFLASH )