稲村亜美が筒香嘉智に聞いた「ホームラン男」の几帳面伝説

　稲村亜美のフルスイング対談。球界のキープレーヤー横浜DeNAベイスターズ筒香嘉智選手と神トーーク。

稲村　野球を始めたのは、10歳年上のお兄さんの影響だということですが。

筒香　ええ、気づいたときにはキャッチボールをしていたり、兄との遊びのなかに野球がありました。そのおかげで好きになったんだと思います。

稲村　双子のお姉さんもいらっしゃるそうですが、似てるんですか？

筒香　似てないです。二卵性なので、姉は体も小さいし、顔も違います。

稲村　仲はいいんですか？

筒香　最近はめっちゃ仲いいです。中学までは毎週土日に僕の試合があって、両親が送り迎えをしてくれていたので、お互いに遠慮していた部分もったんでしょうね。大人になってからは、いろんなことをよく話します。

稲村　試合の応援にも？

筒香　野球には関心ないみたいです。こっちに遊びに来ることもあるんですが、シーズン中でも試合は観ずに、東京で買い物してますから（笑）。

稲村　小学2年生から野球を始めて、最も影響を受けた野球選手は？

筒香　小学校の高学年、テレビをつければ、いつも松井秀喜さんが活躍していました。イチローさんはすでにメジャーでプレーしていて、ニュースの中の存在。憧れたのはそのお2人です。

稲村　今の日本プロ野球界で、すごいと思う選手はいますか。

筒香　たくさんいますよ。たとえば、投手なら菅野智之さん（27）のトータル的な完成度だったり、打者なら阿部慎之助さん（38）や坂本勇人さん（28）の技術はすごいです。

稲村　シーズン中の気分転換法は？

筒香　ひとりの時間を大切にしています。本を読むのが好きなんですが、移動中は集中できないので、自宅や遠征先のホテルの部屋でじっくり読みます。

稲村　どんな本を読まれるんですか。

筒香　野球関係の本はまったく読みません。スポーツなら他競技。自己啓発やビジネス書なんかも多いですね。

稲村　最近読んだ本でおすすめは？

筒香　バスケットボールの世界で「20世紀最高のコーチ」と呼ばれたジョン・ウッデンの指導方法や組織作りについて書かれた本がおもしろかったですね。