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伊東純也“2億円反撃訴状”を独占入手!マネジメント会社から2400万円、スポーツメーカーからは1億4000万円超の損害賠償が

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.27 06:00 最終更新日:2024.02.27 14:24

伊東純也“2億円反撃訴状”を独占入手!マネジメント会社から2400万円、スポーツメーカーからは1億4000万円超の損害賠償が

多くの損害賠償を請求される可能性がある伊東。今後ははたして…(写真・アフロ)

 

 サイドを切り裂く素早いドリブルが持ち味。仏リーグ・スタッド・ランスに所属する伊東純也の“カウンターアタック”は、果たして成功するのだろうか――。

 

 2月19日、伊東は性加害を受けたと訴えるA子さんとB子さんに対し、2億243万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 

「発端は、2月1日に発売された『週刊新潮』の記事です。同記事でA子さんとB子さんは、昨年6月21日に大阪のホテルで泥酔させられたうえ、伊東と彼の専属トレーナーからそれぞれ性加害を受けたと主張し、刑事告訴したことを明かしたのです。一方、伊東側はすぐに虚偽告訴であるとして、女性2人を大阪府警に逆告訴しました。今回、伊東は女性2人による虚偽告訴で損害を被ったとして、民事裁判での損害賠償を求めたわけです」(社会部記者)

 

 

 本誌は関係者を通じ、大阪地裁に提出された伊東の訴状を入手した。全55ページに及ぶ文書には、これまで明かされていなかった証拠とともに、伊東が主張する当日の様子が時系列で克明に記されていた。

 

「とくに重大なのは、女性2人が所属する芸能事務所社長と、B子さんが6月25日に交わした通話録音データでしょう。社長が通話の中で何度も『(ホテルで)本当にあったことを話してほしい』とB子さんに懇願すると、B子さんは『私、爆睡してたんです』と答えているのです。さらに、伊東氏とA子さんが性行為をしていたかを聞かれると『(A子さんから)言ってきてないですね。A子もあんまり覚えてないと思うんです』と答えています。『新潮』の記事では、A子さんもB子さんも事件当日の朝には、性加害を受けたと認識していたと語っていますので、真っ向から矛盾する内容です」(伊東の関係者)

 

 そして訴状の後半には、2億円の損害賠償額の内訳が書かれている。その大半を占めるのは、3件のスポンサー契約だ。

 

「とくに大きいのは、あるスポーツメーカーです。2023年7月から2026年7月まで、年間2500万円のスポンサー契約を結んでいましたが、今回の事件を受けて解除される見込みだそうです。よって、残り2年ぶんの5000万円を失いました。また、3月から伊東を起用したCMを放映する予定でしたが、こちらもキャンセル。製作費をスポーツメーカーに賠償する必要があるそうです。これが1億4350万円と巨額です」(同前)

 

 そのほか、カード会社との年間1500万円の契約と、ヘアケア用品を販売する会社との年間1000万円の契約が、それぞれ解消される予定だという。さらに、“身内”からの損害賠償も待っている。

 

「伊東のマネジメントをおこなっていたD-Sports社は、スポンサー契約を取ってくる代わり、その一部を報酬として伊東から受け取る契約でした。同社は伊東に対し、2400万円の損害賠償を求める予定です。当時、D-Sports社に所属し、伊東を担当していたX氏は、事件当日の飲み会に参加していますし、そもそもX氏と事務所社長が、今回の女性2人を大阪に連れてきたわけです。女性2人の告発が嘘だとすると、D-Sports社に損害賠償を求められるのは、伊東にとってなんともいたたまれないでしょうね」(同前)

 

 これらの損害額を合計すると、約2億9000万円――。今回、そのうち約2億円の損害賠償を求めたというわけだ。一流のサッカー選手とはいえ“賠償2億円”は重い。

 

「所属チームの伊東に対する信頼は厚く、報道後も2試合連続で先発出場しています。現地紙によれば年俸は120万ユーロ(約1億7000万円)で、モロッコ代表のDFユニス・アブデルハミドと並んでチームトップです。しかし30歳という年齢を鑑みれば、これ以上年俸が上がるとは考えづらく、事件の影響で、ビッグクラブに移籍できる可能性も低い。もちろん、新たなスポンサー契約も難しいでしょう。サッカー選手は、個人トレーナーやオフ期間の自主トレ費用など、必要経費も多いんです。『被害女性をいじめるのか』と非難を受けかねない損害賠償請求をおこなったのも、こうした事情ゆえではないでしょうか」(サッカーライター)

 

 しかし、名誉毀損訴訟に詳しい紀藤正樹弁護士は、今回の訴訟で勝訴しても、全額認められる可能性は低いという。

 

「女性2人の刑事告訴が、ただちに伊東選手の経済損失の原因にはなり得ません。あくまで、これを掲載した『週刊新潮』の記事があってのこと。となると、なぜ新潮社に負担を求めないのか、裁判所が伊東側に尋ねると思います。そこで合理的な理由を説明できない場合、刑事告訴が仮に虚偽であったとしても、請求額の満額が認められる可能性は少ないと思います」

 

 一方で伊東の代理人を務める加藤博太郎弁護士は、こう語る。

 

「そもそも女性側は、週刊誌に記事を書かせるために告訴状を出しているので、今回の提訴に問題があるとは考えておりません。損害賠償はもちろん、伊東の無実を証明する証拠を整理して提示したうえで、女性側には客観的な証拠がないことを明らかにする目的もあります。それに、伊東には時間がないのです。3月に予定されている代表戦に出られるように、伊東の無実の証明と名誉回復を急ぎます」

 

 伊東の反撃に、女性2人はどう応えるのか。泥仕合は、まだハーフタイムも迎えていないようだ。

( 週刊FLASH 2024年3月12日号 )

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