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元白鵬の“野望”が暴力事件でパーに!降格直前に「極度額16億円の根抵当権」「土地購入」で進めていた“日本橋部屋”計画

スポーツ 投稿日:2024.03.06 06:00FLASH編集部

元白鵬の“野望”が暴力事件でパーに!降格直前に「極度額16億円の根抵当権」「土地購入」で進めていた“日本橋部屋”計画

2月28日、三月場所に向けた大阪宿舎から出てきた宮城野親方。所属力士には「外出禁止」が言い渡されている

 

北青鵬は師匠の言うことに聞く耳を持たなかった。巡業に行っても、北青鵬は高校(鳥取城北)の先輩である横綱照ノ富士の横にぴったりくっついて、あいつの言うことしか聞かなかったんだから……」

 

 こう嘆くのは、大相撲「宮城野部屋」の支援者の一人だ。

 

 

 部屋の師匠である宮城野親方(38・元白鵬)は、弟弟子への暴力事件を起こした北青鵬をめぐり、「師匠の素養、自覚が大きく欠如している」として、2月23日に日本相撲協会から懲戒処分を受けた。

 

 しかし現役時代に、歴代最多45回の幕内最高優勝を成し遂げた「稀代の大横綱」の威光は通用しなかったものなのか。相撲担当記者はこう話す。

 

「元大嶽親方の貴闘力氏も暴露していましたが、力士をスカウトするのにはカネがかかる。宮城野親方は、これまで非常に大きい額を使ってきたといわれています。

 

 強豪の鳥取城北から入門した北青鵬は、親方にとって“カネも気も使った存在”で、厳しく指導できなかったのではないか」

 

 そこまでして、部屋を強化したかったのには理由がある。

 

「宮城野親方には“新部屋”を興すという、大きな野望があります。『場所は銀座。全面ガラス張りにして観光名所にする』と息巻いていましたが、さすがに銀座は土地が高いので断念し、日本橋に構想を移したそうです」(同前)

 

 協会からの処分で「平年寄」に降格し、三月場所は部屋での指導すら許されない宮城野親方。

 

 だが、じつはここにきて「日本橋部屋」への具体的な動きを水面下で進めていた。

 

「宮城野親方は2023年12月に、日本橋小網町の約150坪の土地を購入しています。東京駅からも徒歩20分ほどですし、かなりの一等地。相場からして坪単価は900万円ほどで、購入価格は13億~14億円だったのではないでしょうか。

 

 それだけでなく、その土地に2月7日付で、ある会社から16億円を極度額とした根抵当権が設定されているんです」(不動産関係者)

 

 登記上で確認できる“貸し主”は、パチンコメーカー三共の毒島秀行会長の資産管理会社。毒島氏は、宮城野親方にとって“大タニマチ”だ。

 

「長年開催してきた少年相撲大会『白鵬杯』で毎年、三共が協賛を務めているだけでなく、横綱時代の密着番組の提供も同社がおこなっていたんです。

 

 今の時代、相撲部屋を建てるとなれば、数億円の建設費がかかります。宮城野親方の日本橋部屋は、総工費20億円を予算にしているといわれていたので、毒島氏がそれを捻出するために尽力してくれたということです」(相撲関係者)

 

 ところが、その直後に部屋の存続自体が揺らぐ状況になってしまった。宮城野部屋関係者は、こうポツリと漏らす。

 

「日本橋のことは知っていました。でも、こんな処分になってしまって、もうあの話はなくなったと思っています」

 

 日本橋部屋の計画について、宮城野親方と毒島氏に尋ねたが、回答はなかった。

 

「いまや、協会内で宮城野親方は孤立無援。部屋を存続させるとなれば、かなり厳しい監視が待っている。それに耐えられずに、突如『もうやめた!』と、親方がキレてもおかしくない」(前出・担当記者)

 

 宮城野親方が購入した土地は現在、駐車場として使われている。このまま「1日3000円パーキング」として、放置されるのか……。

( 週刊FLASH 2024年3月19日号 )

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