スポーツ
「永久保存版」巨人が見せた「トリプルプレー」がトレンド入り…過去には唯一「1人トリプルプレー」達成した選手も
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.03.18 20:00 最終更新日:2024.03.18 20:00
3月17日、エスコンフィールドでおこなわれた日本ハム-巨人のオープン戦で、めったに観られない「トリプルプレー」が飛び出した。
「巨人先発の赤星は、日ハムの1番、五十幡に二塁打を浴び、続く松本剛に四球を与えて、無死一、二塁のピンチに。続く3番、郡司が放った打球はサードゴロ。これを三塁の泉口(いずぐち)が捕球とほぼ同時にベースを踏み、すかさず二塁へ送球。吉川も素早く一塁へ転送し、5-4-3の三重殺(トリプルプレー)を完成させました。オープン戦では9年ぶりとなる三重殺に、起点となった泉口自身、『やったこともないですし、生で見たのも初めてです』と驚いたほどの激レアプレーに、Xでは『トリプルプレーキタ』がトレンド入りしました」(スポーツ紙記者)
【関連記事:高津臣吾が山田哲人に贈る最大級の賛辞「一塁への送球の正確さは日本一」】
DAZN Japanの公式アカウントがXに動画をアップすると、ネットやSNSには、
《テレビの前でしたが、初めて見ました。サードが取った瞬間に、行けるかも、も思いましたが、さすがプロですね。ダブルプレーでさえ、アマチュアからしたら難易度が高いのに。素晴らしいプレーでした》
《華麗すぎるよね。この次いつ見られるか分からないからブックマークしとこ 永久保存版》
《トリプルプレーとしては一番完成しやすい形のものでしたね。とはいえ滅多にないのは間違いないし、基本プレーがしっかりしていて且つスピードや正確性も必要。いいプレーですね》
など、絶賛の声があふれた。
2000年以降のNPBで見ても、2022年4月10日までに計15回しか記録されていないというトリプルプレー。22年間で15回と聞けば、そのレアさがわかるというものだが、かつて日本のプロ野球の歴史のなかで、このトリプルプレーを1人で成し遂げた唯一の選手がいた。
「昭和40年代、阪急ブレーブス(オリックスの前身)の内野手として活躍した住友平(すみとも・たいら)さんです。1967年7月30日の東京(現・ロッテ)-阪急戦で、二塁を守っていた住友さんは、この試合で『1人トリプルプレー』を達成しました。翌日の読売新聞は、そのときの様子を《二回、東京は無死一、二塁で打者は大塚弥寿男。カウント2-2から重盗を試みたが、大塚の打球は二塁ベース付近へのライナー性の小飛球。捕球した住友はそのままベースタッチし、さらに飛び込んできた一塁走者にタッチして一瞬にしてチェンジとなった》と報じています。つまり住友二塁手は、どこにもボールを送球せずに、1人で三重殺を完成させたわけで、これは日本の長いプロ野球史のなかでも住友さんしか達成していない唯一の記録です」(同前)
前回は2022年4月10日、西武-ソフトバンク戦で、西武が5回にソフトバンクに対して三重殺を記録しているが、めったに観られるものではないだけに、トリプルプレーを生で観られた人はラッキーのひとことに尽きるだろう。
( SmartFLASH )