メッツ傘下3Aシラキュースの藤浪晋太郎が、4月15日(日本時間)、レッドソックス傘下3A・ウースター戦に登板した。3回、2死満塁の場面でマウンドに上がったものの、先頭打者に押し出し四球。
次の打者にはタイムリーヒットを打たれ、その後も2つの死球を与えたところで降板。結局、1アウトも奪えず、1安打3四球3失点という大乱調だった。
SNSでは、かつて見た右腕の姿が蘇ったのか、
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《これぞ劇団藤浪ひとり 乱調じゃなくて、これが通常モード》
《大乱調じゃなくて平常運転だぞ》
《俺たちの藤浪さんが帰ってきた!(悪い意味で)》
《移籍して順調にやってんな最高に調子いいじゃんか藤浪。本来の姿に戻った》
といった、皮肉の声があふれている。
藤浪は2023年、阪神からメジャーのアスレチックスに移籍。シーズン途中でオリオールズにトレードされ、2チームで計64試合に登板。5ホールド2セーブで防御率は7.18という成績だった。
今季は1年契約でメッツに移籍。シラキュースで5試合に登板し、防御率は9.00となっている。
「開幕ロースター入りを目指していた藤浪ですが、オープン戦の投球内容が悪く、3Aで開幕を迎えることになりました。2023年の契約にはメジャー枠を保証する条項が含まれていたのでマイナーでの登板はなかったのですが、今季の契約にはその条項がないのです。
課題はやはり制球難。オープン戦でも四死球を乱発していたので、とてもメジャーで投げさせられないと判断されたのも当然です」(スポーツライター)
4月12日に30歳の誕生日を迎えた藤浪。その当日の “バースデー登板” では、1回1/3を投げて無安打無四球。最速98マイル(約158キロ)の直球で存在感を示し、今季初ホールドをマークしていたのだが……。
「もちろん、この後メッツのリリーフ陣に故障者が出れば、メジャー昇格の可能性はあります。ただ、先発の可能性はゼロです。2023年はアスレチックスで開幕から4試合連続で先発したものの、その4試合で防御率が14.40。早々に先発失格の烙印を押されており、メッツとの契約もあくまでリリーフとしてのものです。
メジャーでは30歳を過ぎると、契約はかなりシビアなものになってきます。今年の藤浪はまさに “崖っぷち” の状況といえます」(同前)
誕生日に自身のInstagramを更新した藤浪。《想像していた30歳とは程遠く、童心溢れる私でございますが、善き30代となるよう精進していく所存であります》と綴っており、周囲の心配とは逆に余裕しゃくしゃくなのかも――。
( SmartFLASH )