米メディア「USAトゥデイ」が日本時間4月18日、2024年の「MLB MVPパワーランキング」を発表した。
開幕からおよそ20試合を経過した時点で、MVPにもっとも近い活躍をしている選手は誰なのかを予想するものだ。
まずは、大谷のドジャースが所属するナショナル・リーグのMVP予想から。
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トップはドジャースのムーキー・ベッツ。ここまで打率.369はリーグ2位。5本塁打、18打点で、出塁率と長打率を足したOPSは1.137で、MLB全体の1位という活躍だ。記事には競馬のようなオッズ(賭けの倍率)がつけられており、ベッツのオッズは+270(3.7倍)で1番人気となっている。
ベッツに次いで2番人気は、ブレーヴスのアクーニャJr.とパドレスのタティスJr.の2人。アクーニャは2023年のMVPだ。2人のオッズは+700(8倍)。
この3人に次ぐのが大谷翔平とブレーヴスのオルソン、フィリーズのハーパーの3人。オルソンは2023年、本塁打王と打点王の2冠。ハーパーは2015年と2021年にMVPを獲得している。
大谷について、記事では「今季は指名打者に専念しているため、MVPの投票には影響があるだろう。しかし、大谷はこのスポーツにおいて最大のスターであり、球界最高のチームに移籍したばかりだ。堅実なシーズンを送ることができれば、年間を通して彼の名前を多く目にすることになり、彼に投票したいと思うかもしれない」と言及。
そして、すでに15本の長打(二塁打10、三塁打1、本塁打4)を打っていることについて、「これは1シーズンでは最多となる120長打のペースだ。2001年以降、シーズン100以上の長打を記録した選手はいない」と評価している。
大谷とオルソン、ハーパーのオッズは+1400で15倍となっている。
7番人気はドジャースのフリーマンでオッズは+1800=19倍。以下、メッツのアロンソ(22倍)、ブレーヴスのライリー(26倍)、ダイヤモンドバックスのキャロル(29倍)までがトップ10となっている。
ちなみに1年前の同じMVP予想記事では、大谷のオッズは+220=3.2倍で “大本命” だった。それを思えば、大谷の今年の15倍はつき過ぎとも思えるのだが……。
なお、アメリカン・リーグのMVP候補1位は、ヤンキースのフアン・ソトでオッズは+300=4倍となっている。
( SmartFLASH )