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「ネチネチしたコメントばかり」楽天退団の田中将大、成績棚に上げ「居場所がない」発言にファン“がっかり”

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.27 17:53 最終更新日:2024.11.27 17:53

「ネチネチしたコメントばかり」楽天退団の田中将大、成績棚に上げ「居場所がない」発言にファン“がっかり”

11月26日、取材に応じた田中将大。球団に対して不満げな表情を見せていた(写真・共同通信)

 

 11月24日、自身のYouTubeチャンネルで、楽天と来季の契約を結ばないことを表明した田中将大が26日、楽天モバイルパークで約15分間の取材対応をした。

 

 退団に至った経緯は、今季の推定年俸2億6000万円から、野球協約の減額制限(年俸1億円超は40%)を超える来季年俸を提示され、それを田中が固辞したからだ。そのときの心境を、田中は寂しげに話し始めた。

 

 

 取材の場で田中は、今回の減俸について「個人的には……もう期待されていないんだなと。居場所がないと受け取りました」と、悔しさをにじませた。そればかりか、2021年に楽天に戻ってきた際に「イーグルスから出されたオファーよりも、上のオファーがあった」として、「そこを思いだしていただきたい」とまで言い放ったのだ。

 

 2007年、ドラフト1位で楽天に入団してローテーションを守り続け、高卒1年めながら11勝7敗で新人王を獲得した。2013年には開幕から24連勝と前人未到の記録を打ち立て、球団初の日本一に大貢献した。

 

 翌年からは渡米し、メジャーきっての名門・ヤンキースのエースとして活躍。2020年はコロナ禍の影響でシーズンが60試合に短縮されたため、記録継続はならなかったが、入団から6年連続で二桁勝利を重ねた。この連続記録を達成した日本人投手は、いまだいない。

 

 それだけに2021年、田中が帰ってくると発表されたとき、楽天ファンは歓喜した。「(24勝0敗の)2013年の再現だ!」と。

 

「150km/h超えの速球や、切れ味鋭いスライダーとスプリットで、三振の山を築く。それが田中のイメージだったと思います。しかし、帰ってきた2021年には、そこまでのパワーは残されていませんでした。

 

 速球も150km/hを超えるのはまれで、変化球の切れも全盛期には遠く及びませんでした。楽天としては球界最高額の推定年俸9億円で迎え入れましたが、成績がついてこない。帰国してからは勝ち越した年が1度もなく、2024年に至っては、1軍の登板はただの1度で、しかも負け投手でした。当然、年俸は下がり続けました。

 

 こうした成績を考えると、田中が何を持って来季には『期待されていない』と言ったのかがわかりません。むしろ4年間の成績を見れば、球団がそれほど期待していないと思うのは当然です。むしろ年俸が大幅に下がったとしても、『結果で見返してやる!』と、ファンは言ってほしかったのではないでしょうか」(楽天担当記者)

 

 こう憤る担当記者の言葉どおり、Xは田中の発言を残念がるファンの投稿であふれていた。

 

《楽天の田中将大さん格好悪いなぁ 期待されていないっていうのは4年間の自分の結果だよ ネチネチしたコメントばかりで、全然気持ちよくない》

 

《「9億より高いオファーを蹴って楽天を選んだことを思い出してください」って発言にゾッとした マー君、今の成績でそれ言ったら超絶ダサい、、、》

 

《ここ数年、特に今年を考えたら、しょうがないと思うけど。。お金じゃないというなら、来シーズン楽天で200勝含め、良い成績残して、フロント陣を見返してやればいいのに。そういう気持ちはもうないんでしょうな。。》

 

 田中は「球団には感謝しかないです。育てていただいて、メジャーリーグに行くタイミングでも、快く送り出していただいた」と、感謝の言葉を並べたが……。がっかりしたファンも大勢いることを肝に銘じ、来季の復活につなげてほしいところだ。

( SmartFLASH )

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