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藤浪晋太郎、メジャーで大不調も日本帰国は遠く…「どんな手を使っても」背景にあるのは辣腕代理人 “吸血鬼” の存在

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.02 17:05 最終更新日:2024.12.02 17:07

藤浪晋太郎、メジャーで大不調も日本帰国は遠く…「どんな手を使っても」背景にあるのは辣腕代理人 “吸血鬼” の存在

絶不調の藤浪晋太郎(写真・AP/アフロ)

 

 藤浪晋太郎がもがいている。2023年に海を渡り、オークランド・アスレティックスと契約。移籍当初こそ大リーグの滑るボールや慣れない環境に苦労したが、制球難を徐々に克服。

 

 160 km/hを超える速球と切れ味鋭いスプリットで頭角を現すと、シーズン途中にはア・リーグ東地区で地区優勝も狙えるボルティモア・オリオールズにトレード移籍した。

 

 

 オ軍では球速もさらに増し、メジャーでの日本人投手としては最速となる165 km/hも記録。オフにはニューヨーク・メッツと1年335万ドル(約5億1700万円)プラス出来高で契約を結んだ。

 

 思えば、この契約が苦難への序曲だったのかもしれない。

 

 メッツは藤浪に中継ぎ、あるいは谷間の抑えと “勝利の方程式” の一員として期待したが、オープン戦で再び制球難が顔を出す。しかもかなり深刻なもので、開幕は3Aで迎えることに。

 

 その後も調子を戻すことができず、一度もメジャー昇格を果たすことなく1年を終えた。成績は、33試合に登板して防御率は5.94と、今季のマイナーでの成績も最悪なものだった。

 

「来季こそ!」の思いを込め、藤浪がオフに選択したのは休養ではなく、プレーの続行だった。プエルトリコのウインターリーグに参加し、復活のきっかけを探っているのだ。

 

 だが、中南米の地でも制球難の悪癖はいっこうに直っていない。日本時間12月1日付で、藤浪は4試合に先発し、防御率はまずまずの3.86。通算11回1/3を投げて12奪三振、奪三振率9.26。

 

 一方で与四球10、与死球4、5暴投はウインターリーグワースト。この成績ではメジャー復帰への足がかりとは、とても言えないだろう。

 

「藤浪はブルペンではいいけれど、試合になると途端にダメになる “ブルペンエース” の典型なんですね。しかも、四球が多いだけでなく、ぶつける回数も多いので『よく乱闘にならないな』と言われるくらいです。

 

 代理人であるスコット・ボラスは『健康面にはどこも問題はない。複数のチームが彼に興味を持っている。ブルペン陣の契約は市場の最後に動くから、これからだ』と自信満々に語っていますが、こちらでは信じられていません。

 

 なぜならボラスは、どんな手を使っても高額な契約を獲りにいくことから “吸血鬼” と呼ばれているからです」(現地記者)

 

 本来なら日本に帰ってプレーをしたほうがいいのは明らかだと思えるが……しかし、藤浪が日本に帰ってくるのは相当先になりそうだという。

 

「日本より高額な契約が見込まれるアメリカなので、ボラスが契約交渉でまず考えるのはアメリカです。ボラスが代理人を続ける限り、藤浪の帰国は遅れるだけでしょう。

 

 現在、彼は肉体的なことだけを考えればいい状態なんです。いい状態なのにプレーできないのであれば、本当にもったいない。メジャーでのプレーが困難なら、帰国も真剣に考えるべきです」(同)

 

 藤浪と大谷翔平は、ともに1994年生まれの同級生。高校時代は藤波が甲子園連覇を果たし、プロ入り後も3年連続で二桁勝利を飾るなど、大きくリードしていた。

 

 いったいいつ、ここまでの差がついてしまったのか――。

( SmartFLASH )

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