スポーツスポーツ

報道乏しい“渡米組”メジャー現地での「本当の評判」菅野のコントロールに名捕手が絶賛、小笠原の頑固さに周囲は「クレイジー」

スポーツ
記事投稿日:2025.02.24 19:11 最終更新日:2025.02.24 19:11
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
報道乏しい“渡米組”メジャー現地での「本当の評判」菅野のコントロールに名捕手が絶賛、小笠原の頑固さに周囲は「クレイジー」

現地で評判がうなぎ上りな“渡米組”の菅野(左)と小笠原(写真・ともに共同通信)

 

 今季、MLB所属の日本人選手は16人に増えたが、あまりにも大谷翔平山本由伸、そして佐々木朗希に話題が集中しているため、新たに海を渡った元中日・小笠原慎之介、元巨人・菅野智之という、球界を代表する左右エースの近況がなかなか聞こえてこない。

 

『沢村栄治賞』受賞2回に代表されるように、日本球界で投手として考えられる賞やタイトルをほとんど獲得した菅野の話題が聞こえてきたのは、所属のオリオールズがキャンプインしたあとの2月17日(日本時間・以下同)のことだった。

 

 

 オ軍が公式Xで、菅野が書いたカニの絵を公開。これが、なかなか繊細なタッチだと好評で、さっそくXでも《菅野智之の絵何とも言えない趣があって愛おしい にっこにこなのも大変良い》と、話題になっている。

 

「これまで“球界の画伯”といえば、タイガースの前田健太でしたが、菅野も今回の投稿で名乗りをあげたことになるでしょう。いまのところ、絵の実力は菅野のほうが上だと評判です」(スポーツ紙デスク)

 

 一方、“本職”の評判も上々のようだ。

 

「19日に、キャンプで初めてブルペン投球練習をおこないました。計35球を投げ込み、田中将大とバッテリーを組んだ、ゲイリー・サンチェス捕手が球を受けました。そのサンチェス捕手は練習後、菅野のコントロールをべた褒めしたと報じられています。22日にはMLBナンバーワンとの評判のアドリー・ラッチマン捕手が、バッテリーを組んだことを『非常に楽しかった』と満足気に語っていました」(スポーツ担当記者)

 

 初の実戦登板は26日のオープン戦、敵地パイレーツ戦に決まっている。

 

 一方、小笠原に関してはさらに情報が少なかったが、これまたここに来て、ようやく現状が聞こえてきた。

 

「小笠原は、ナショナルズのスタッフや選手が驚くほど練習するんです。『投手は走ることが命』と思っているのか、とにかくよく走ります。日本では、先発の翌日はクールダウンを含め、10kmほど走っていたらしいんですが、こちらのチームスタッフは『クレイジー』とあきれています。

 

 また、日本時代から投げ込みも多くやっていて、そのスタイルを変えようとしないんです。いまも練習量などを話し合っている状態で、ナショナルズのマルティネス監督以下、あまりにも練習をやりたがるので、頭を抱えています(笑)」(現地記者)

 

 こんな小笠原の“頑固さ”について、中日担当記者がかつてこんなエピソードを語っていた。

 

「2020年に『マクラーレン・MP4-12C』(新車時で2790万円)というスーパーカーを、中古で1800万円ほどで購入したんです。その年の小笠原の年俸は1800万円から2100万円と、車代とほとんど変わりませんでした。いくら高級取りの野球選手とはいえ、周囲は止めたようですが、聞き入れずに購入しました。

 

 中日OBからは、『いまや残り少ない、昭和の野武士的な存在』といわれたほどです。もっとも、燃費があまりにもひどくて、すぐに売った、と言っていましたけどね」

 

 その小笠原は、23日のメッツとのオープン戦に先発登板。メジャー実戦デビューを1回わずか8球で終え、打者4人を被安打1、無失点に抑え込んだ。

 

 キャンプ序盤で目立たなかった菅野と小笠原だったが、グラウンド内外で注目を集め、投球でもギアを1段、上げたようだ。

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

スポーツ一覧をもっと見る