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「周囲は同情的」オリックス山岡のオンラインカジノ問題、予期される「処分は開幕2~3カ月の出場停止」甘めな球界の風潮

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記事投稿日:2025.02.27 19:02 最終更新日:2025.02.27 19:45
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「周囲は同情的」オリックス山岡のオンラインカジノ問題、予期される「処分は開幕2~3カ月の出場停止」甘めな球界の風潮

現状、当面の活動自粛を命じられている、オリックスの山岡(写真・共同通信)

 

 オンラインカジノによる違法賭博問題は、日本球界にまで広がりを見せている。これまでオリックスの山岡泰輔投手が利用を認めており、オリックスは当面の間、山岡へ活動自粛を命じたことを発表した。

 

 事を重く見た日本野球機構(NPB)は、各球団にオンラインカジノの利用者について調べることを要請。その結果、多数の選手がオンラインカジノを利用していたことを認めているという。球界関係者によれば、「今後、使用者の数はどこまで広がりを見せるかわからない」とのことだ。

 

 

 芸人の利用によって表面化したオンラインカジノ問題。日本では非合法となっているが、選手を含めた球界は、この問題をどのように捉えているのか。スポーツ紙デスクが解説する。

 

「山岡が使用を認めたため、オリックスは活動自粛に決めましたが、あくまでも本人の言葉を信じてですが、オンラインカジノが日本では違法と知らなかったわけですから、同情の声も上がっていることは確かです。山岡のした行為に、どこまでの悪質性があるのか、誰も判断がつかないような状況です。

 

 山岡に対しては、活動自粛のあとに処分が言い渡されると言われていますが、どのくらいのものになるのか……。ここ最近、シーズン前やシーズン中に出された処分で思い出されるのが2023年、当時西武所属だった山川穂高内野手が知人女性への強制性交の疑いで下された処分。球団の処分においては、それを参考にしているようです」

 

 山川は2023年5月、知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、8月に不起訴処分(嫌疑不十分)となった。ただし、事を重く見た西武から無期限の公式試合出場停止処分を受けた。その結果、そのシーズンの出場は、事件発覚前に出場した17試合にとどまった。

 

「あの事件は、『その後のシーズンすべてを棒に振っても当然』という見方をされました。ただ同じ不祥事でも、山川と山岡とでは事態の重みがまったく違うとされています

 

 だから山岡には同情が集まっていて、『処分なしでもいいのでは』といった意見もあるほど。ただ、今後もオンラインカジノに関しては利用者があぶり出されそうなので、さすがに“おとがめなし”とはいかなそうです。現在、処分の期間については様子見というところでしょうか。

 

 まあ、処分は下されるでしょうが、開幕から2~3カ月の出場停止に落ち着くのではないかとみられています」(同前)

 

 今事件の処分については様々な意見があるが、球界としては振り上げた拳は降ろさないといけないため、長くても3カ月程度の処分に落ち着かせたいのが本音だろう。だが、当人の認識は差し引いても違法行為であることは事実だ。これ以上の蔓延は阻止しなければならない。

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