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元時津風親方、ニセの「駐禁除外標章」使用容疑で逮捕 関係者が明かす「親方の駐禁違反は角界あるある」の理由

逮捕された元時津風親方の坂本正博容疑者(写真・時事通信)
2月26日、警視庁は、駐車禁止除外車両標証の偽物を使ったとして、有印私文書偽造の疑いで大相撲の元時津風親方の坂本正博容疑者を逮捕した。
坂本容疑者は現役時代、「時津海」の四股名で活躍。最高位は東前頭3枚目だ。
「時津風部屋は2007年、所属する力士が暴行され、死亡した事件に関連し、当時の時津風親方(元子結・双津竜。故人)が暴行に加わっていたことが発覚しました。先代が相撲協会を解雇されたことで、坂本容疑者は急遽、現役を引退し、部屋を継承しました。
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しかし、2010年には野球賭博事件に関わったとして降格処分を受け、2021年には、コロナ禍であるにもかかわらず、場所中に風俗店やマージャン店に出入りしていたことが発覚し、大問題になりました。その後、結局、協会を退職しました」(スポーツ紙記者)
角界を離れた坂本容疑者。有印私文書偽造とは、いったいなにをしたのか。
「『駐車禁止除外指定車標章標証』という、障がいで移動に支障のある人などに、公安委員会から交付されるものがあります。これを車に掲示しておけば、原則、駐車禁止エリアでも車を停めることができるようになっています。
坂本容疑者は、この標章のカラーコピーを利用していた疑いで逮捕されました。同じ標証番号のものが、数種類も市中に出回っているらしく、警察は反社勢力による組織的な偽造事件の可能性も視野に入れて、入手経路などを厳しく聞く方針です。坂本容疑者も『駐車違反が怖かった』などと、容疑を認めているそうです」(社会部記者)
X上では、
《落ちるところまで落ちたな》
《これで二代続けて逮捕じゃん》
などの声が殺到している。だが、相撲協会の関係者は「親方の駐禁違反は角界あるある」だと、声をひそめてこう話す。
「力士の引退理由は、加齢よりも怪我が原因のほうが圧倒的に多いんです。とくに、膝と腰には重い後遺症が残ることがほとんどです。現役時代の怪我が原因で、歩行に支障をきたす親方はたくさんいるんですよ。
国技館の駐車場をめぐっても、関係者入り口に近い駐車場番号を求めて、親方同士がもめるのは毎年の恒例行事です。なので、プライベートでも、なるべく歩く時間を短くするために、平気で路上に停めてしまうんです。駐禁が重なり、免停になった親方もいますよ。
足腰を痛めてしまうのには同情できますが、そうであればきちんと標証をもらえばいいだけの話。不正がよくないのは言うまでもありません」
横綱だけでなく、すべての角界関係者に“品位”を求めたいが……。