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大谷翔平キャンプインして一度もサインに応じなかった理由

スポーツ 投稿日:2018.02.22 11:00FLASH編集部

大谷翔平キャンプインして一度もサインに応じなかった理由

 

 2月18日、キャンプ5日目。

 

 キャンプインしてから、大谷翔平はファンにサインをしていない。本球場にあるロッカールームから練習する球場までは歩いていくのだが、行きも帰りもファンの待ち構える通路を通って行く。

 

 当然ファンは自分の目の前を通る選手にサインをねだるのだが、大谷は少しすまなそうな表情を浮かべながら、一回もサインをしてこなかった。

 

 オープン戦の始まる前のこの時期、よほどコアなファンか、特別な目的のある人以外は、わざわざ球場に足を運んだりはしない。

 

 特別な目的。つまりサインをオークションなどで売るバイヤーだ。この時期はファンの数も少なく、選手からサインをもらいやすい。

 

 しかし最近はバイヤーの存在が、選手がファンサービスする意欲を失わせている。大谷も、たぶん球団や回りから言われているのだろう。

 

 ファンの呼びかけに、申し訳なさそうな顔はするものの、サインはしなかった。この日も練習終了後に駐車場へ向かうと、いったんはレンタカーに乗り込んだ。

 

 しかし、そこからがいつもと違った。

 

 駐車場の外に待ち構えていた日本人ファン達が、いっせいに大声で大谷に声をかけたのだ。バイヤーではなく、純粋に大谷を見に来た日本人のファンだったのである。

 

 帰りかけた大谷は、待ち構えるファンの元へ駆け寄ると、一人一人に丁寧にサインを始めた。やっぱり大谷はファンを大切にするいい奴だと、ホッとした次第である。(写真・文/西山和明)

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