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「少し遊び過ぎが目に余る」渡辺謙が球宴に“苦言”で賛否…熱烈虎党に見えた「本気の野球愛」とは

7月23日に開幕した、プロ野球オールスター。各球団のスターが集う祭典だが、この中のある企画に疑義を唱えたのは、渡辺謙だ。
「かねてから強烈なタイガースファンとして知られる渡辺さん。24日にXを更新し、オールスター戦に対して言及しました。渡辺さんは《少し遊び過ぎが目に余る ピッチャーにマイクとイヤホンを付けてプレー中に喋らせる 勝負にこだわらないかも知れないが、もし打球が当たったりしたら責任は誰が取るのか。》と厳しい言葉で投稿したのです。
渡辺さんが指摘したのは、初めての試みとしてオールスター戦に導入された『マイク着用プレー』です。24日の第二戦では、投手や打者がマイクをつけてプレーしていました。プレー中には、DeNAの牧秀悟選手が『今井くん一球目は?』と、西武・今井達也投手に話しかけるなどの“ゆるい”雰囲気のやり取りなどが繰り広げられました。
渡辺さんはこうした企画に関して、ケガの心配をしているようです。実は、同様の懸念は野球ファンからも取りざたされており、『マイク着用プレー』は今賛否両論の状態です」(スポーツ記者)
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この渡辺の投稿には《私も同じように思いました》《楽しくするのは賛成だけど、ちょっとふざけすぎ》《怪我は心配ですよね》と、賛同のリプライが寄せられている。一方で、《オールスターは真剣さ求めるとこじゃない》など、“気にしすぎ”の指摘も。
だが、渡辺が球宴に真剣になるのも野球愛ゆえだろう。熱心な虎党で知られる渡辺は、これまでにもタイガースへの思いをたびたび語ってきた。
「渡辺さんは、小学生のときにおじさんに後楽園球場で行われていた巨人対阪神の試合に連れて行ってもらって以降、阪神ファンになったそうです。当時、巨人には王貞治さんや長嶋茂雄さんなどがいて、圧倒的に巨人ファンが多く、反抗心から阪神が好きになったそうです。
渡辺さんは、阪神の試合はもちろん練習や紅白戦など、公開されているものはこまめにチェックしているそうです。キャンプにもしばしば訪れ、中継に“飛び入り出演”したことも。キャンプではベンチに入ることもあり、もはや球団関係者のようです。甲子園球場には、あえて電車に乗って観戦にいくことで、球場の雰囲気を肌で感じているという逸話も。
今季のホーム開幕戦では、球団創設90周年を記念したセレモニーに登壇。白スーツ姿で登場した渡辺さんが、ファンとともに選手らを鼓舞するイベントが行われました。もはやチームの一員である渡辺さんですから、『大事なシーズンの中盤に誰か怪我でもしたら……』という心配もあるのでしょう」(同前)
4月に都内で新CM発表会に登場した際にも、会見で阪神の話題について触れられると「今年も秋のスケジュールは空けています。今年の僕のテーマは“奪還”です」と答えていた渡辺。世界的俳優ゆえに、その声には絶大な影響力があるようだ。