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藤浪晋太郎、イースタン巨人戦登板も7四死球の大乱調…ケガ明けの巨人・岡本和真との直接対決は見送り

2025年8月6日、イースタンの巨人戦に先発登板した藤浪晋太郎
藤浪晋太郎と言えば、最速165キロの快速球に落差の大きいスプリットで、「投手の才能としては大谷翔平をも凌ぐ」と讃えられてきた。
しかし、初回に手も足の出ない投球を見せたかと思えば、2回には四球、死球、暴投と独り相撲で自滅することもしばしば。その極端に変わる姿から、オリオールズの専門メディアは彼の投球を「ジキルとハイド」と揶揄し、米メディアは “藤浪劇場” と嫌悪した。
その藤浪が今季、横浜DeNAに途中加入すると、初の登板となった7月26日、イースタンリーグ・ロッテ戦で1回をわずか5球で3者凡退に打ち取った。続く7月31日の同西武戦でも、3回を無安打無失点2四球と好投を続けた。この結果により、横浜ファンは「悪癖がなくなった」と喜んだ。
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ただ、そんな喜びもつかの間のようだった──。
8月6日、イースタンの巨人戦に先発登板した藤浪は、先頭打者に四球を与えると、次打者こそ打ち取るもまた四球で走者を出す。
「もうこのあたりから “藤浪劇場” が始まるのではと、横須賀に集まったファンはソワソワし始めたようです。
結局、初回にタイムリーを許し1失点。2回、3回も乱調は続いて4回を投げ切ることができず、3回1/3で69球を投げ、3安打5失点(自責3)。7四球のうち2つが死球で、1暴投のおまけつき。終わってみればいつもの藤浪に戻っていましたね」(スポーツ紙デスク)
この体たらくに、Xでは、
《あー シンタロー もう復活できないのか》
《タイミングが悪すぎるぅ…コレで一軍に上げようものなら、「暴走花火」とか言われちゃう》
《もうコレ、わかりきってたことやん……》
と、嘆きの投稿が多く寄せられたことは言うまでもない。
また、この試合では左肘の靱帯損傷の大ケガから復帰を目指す岡本和真がベンチ入りし、藤浪との対決が大いに期待されたが……。
「岡本がどのくらい回復しているかを測るうえでは、実力的には申し分ないと思います。ただ、当てられる可能性もあるということで、ベンチスタートになったと思います」(同前)
その采配に対し、巨人ファンからは称賛の声が多くあがっている。
《藤浪先発に対する桑田真澄二軍監督の神采配》
《藤浪なんかと岡本対戦させたら怪我させられるよ。降板後に出場はナイス!》
《藤浪さん降板直後の代打岡本は笑ってしまう》
岡本は、5月初旬から現在に至るまでの長い期間でリハビリをおこなっている。その仕上げの段階で死球によるケガともなれば、目も当てられない。巨人ファンとしてはホッとしたことだろう。