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『熱闘甲子園』の “過剰演出” が物議…負けたエースは涙ながら告白し、勝ったエースはなぜかおかずを食べさせる不可解

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記事投稿日:2025.08.18 18:55 最終更新日:2025.08.18 18:57
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
『熱闘甲子園』の “過剰演出” が物議…負けたエースは涙ながら告白し、勝ったエースはなぜかおかずを食べさせる不可解

ヒロド歩美アナウンサー

 

 高校球児たちの文字どおり「汗と涙」を1981年から伝え続けてきた『熱闘甲子園』(朝日放送テレビとテレビ朝日の共同制作)。キャスターを時折入れ替えながら、毎年8月の大会期間中に放送されてきた。

 

 現在のキャスターは、殿堂入りをした古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美アナウンサーだ。同番組は、試合のダイジェストのみならず、舞台裏のドキュメンタリーも伝える盛りだくさんの内容だけあって、高校野球ファンにとって欠かせない存在となっている。

 

 しかし、この数年、「ドキュメンタリーの演出が『過剰だ』との声が多くあがっている」と指摘するのは高校野球の担当記者だ。

 

 

「同番組は30分枠ですが、ディレクターをはじめ、カメラ、音響、CG制作などプロ中のプロが集まって作り上げる番組と評判です。スタッフも100名近くになり、20年以上番組に携わっているスタッフも多いと聞いています。

 

 それだけに、過去と似た内容にならないように気を配っているのですが、その影響か、最近は少々 “やりすぎ” の演出も見受けられます。

 

 たとえば、負ければエースがキャッチャーに『僕とバッテリーを組んでくれてありがとう』とカメラの前で涙ながらに語る。逆に、勝てば、エースが打撃で活躍した野手に、なぜかご飯のおかずを食べさせる……以前からの番組ファンは『野球にすべてを懸ける高校生の涙は美しい』と認めるものの、『そこまでやらせる必要があるのか』と疑問に思うファンもいるようですね」

 

 Xには、《とにかく泣かせようという演出がニクい熱闘甲子園》との声もあるが、どうやら少数派。

 

《熱闘甲子園の過剰な演出。イヤだな》

 

《熱闘甲子園見たいけど、宿舎とかでの謎の青春演出がむずかゆくなっちゃう。選手たちだけでやらせてあげたらいいのに〜って思ってしまう》

 

《友情とか親子鷹の茶番な演出ではなく、もっと野球やゲームの本質にいってくれないかな》

 

 などと、過剰な演出に嫌悪感を示す投稿が多くある。また、同番組にはこんな声も寄せられているという。

 

「日テレを中心に年末年始に放送される全国高校サッカーのハイライト番組内で放送される『最後のロッカールーム』と、『熱闘甲子園』の構成が似ているという声があるんです。とはいえ、それぞれ高校生のスポーツ選手にスポットライトを当てているわけですから、競技は違えど似たような内容になってしまうのはやむをえないでしょう」(前出・高校野球担当記者)

 

 人気番組だけに、“やりすぎ” には注意すべきだろう。

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