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家賃8万円で暮らす「稀勢の里」引退後への隠密行動
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.15 11:00 最終更新日:2019.11.06 10:18
「彼は怪我後の場所をどうやって調整していくか知らなすぎた。なにしろ、新横綱で迎えた昨年三月場所に怪我を押して優勝するまで、休場は15年間の力士生活で1日だけ。怪我直後の昨年五月場所は稽古をしながら治すことを選んだが、完全に治らず途中休場。そこで次の七月場所ではまず完全に治すことを優先。
その結果、稽古不足に加え体重がかなり増えてしまい、またもや途中休場と悪循環に。本人も悪いが、彼のまわりには的確なアドバイスをしてくれる人物が皆無だ」(協会関係者)
この五月場所にも稀勢の里(31)の姿はない。今場所で7場所連続休場となった。これは年6場所制となった1958年以降の横綱では、貴乃花と並ぶワーストタイの記録だ。
一方で、引退後の準備は着々と進みつつあるようだ。年寄株「荒磯」は元幕内・玉飛鳥が稀勢の里から借りている状態だった。しかし、玉飛鳥は4月20日に年寄り株「熊ヶ谷」を取得した。これで稀勢の里の手元に「荒磯」が戻り、すぐにでも襲名できる。
「この時期の返還は、万が一の引退を視野に入れてのことと囁かれている。『荒磯』は購入の際、先々代の鳴戸親方(元隆の里)が尽力してくれた思い出深いもの。
もし親方になる時期が早まれば、心機一転『荒磯』を襲名し、後進を育てるのに骨身を削る覚悟でいる。強い力士を育て上げた暁には、『稀勢の里』を名乗らせたいという。
先々代親方も引退後、典子夫人と結婚したが、稀勢の里にも引退と同時に嫁取りという動きがある」(後援会関係者)
引退、親方となれば部屋探しも急務。
「鳴戸の名跡は元大関・琴欧洲が継承したが、千葉県松戸にある鳴戸部屋の施設はそのまま残してある。先々代が手塩にかけて育てた稀勢の里だけに、典子夫人や後援会関係者も部屋を興すときには使ってほしいという思いでいる。
また、稀勢の里が秋葉原周辺で物件を探しているという情報もある。秋葉原は両国にも近いうえに、西岩部屋のすぐそば。
彼は入門したときからお小遣いや給料を無駄遣いしなかったし、横綱となった今でも家賃8万円のマンションに住んでいる。資金面はまったく問題ない」(相撲ライター)
稀勢の里は休場に対して、「七月場所は進退を懸ける」と語った。短命だった先々代親方でも、横綱在位15場所だった。皆勤が1場所では天国で師匠が泣いているはずだ。
(週刊FLASH 2018年5月29日号)