三者三様のオフの過ごし方で英気を養う力士たち。左から御嶽海、一山本、隆の勝(写真・松下穂香、坂井友紀)

一山本は、推しの“若隆景”に初勝利した際の“お宝”懸賞袋は、額縁に入れて保管している(写真・松下穂香)
■一山本(放駒部屋)/西前頭四枚目) 「若隆景グッズ」収集の“推し活”
ニコニコしながら活舌よく答える取組後のインタビューが、相撲ファンの間で人気になっている一山本。大学卒業後、地元・北海道で公務員として働き、そこから角界入りしたという、異色の経歴を持つ力士だ。
だが、趣味はもっと異色だ。ライバルでもある若隆景の“推し活”というのだから……。
「ファン歴は長いですよ。大学時代から彼のファンです。学年は向こうがひとつ下ですが、当時からいい選手、いい力士だと思っていました」
そう話しながら、集めた若隆景グッズを次から次へと披露してくれた。タオルにキーホルダー、座布団、ポスター……。なかには、本人からもらったサイン入りのグッズも。
「以前はサインをしてくれたんですけど、最近はしてくれないんですよ。この前、頼んだら『いくら払う?』って聞かれましたし……(苦笑)」
若隆景のどこを推しているのか?
「カッコいいとか容姿じゃなくて、純粋に力士として好きなんです。自分にないものを持っていますからね」
とはいえ、土俵に上がれば話は別。
「そこは公私混同しないタイプなんで。これまで3勝3敗。いまのところ2連敗中なんで、巻き返したいですね」
数ある若隆景グッズでもっとも貴重なお宝は、2年前の七月場所のもの。若隆景と初対戦で勝利し、手に入れた「本当に世界でひとつだけ」の懸賞袋だという。
そんな“推し”への愛にあふれる一山本だが、それ以外の趣味はと聞くと……。
「な~んにも。インドア派なので、休日の食事は出前をとってゲームをしたり、YouTubeを観たりしています」
現在の番付は前頭四枚目。成績次第では新三役も狙える。
「これまで(三役に)手が届いていないので、まずはしっかり勝ち越したい。そしたらチャンスもあります。僕の相撲人生、これまで中学でも大学でも、あと一歩足りないことばかりなんです。今度こそ、なんとかしたいと思います」
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