三者三様のオフの過ごし方で英気を養う力士たち。左から御嶽海、一山本、隆の勝(写真・松下穂香、坂井友紀)

美味しい寿司を前にして、隆の勝は満面の笑顔(写真・坂井友紀)
■隆の勝(湊川部屋/西前頭筆頭) 行きつけの店でマグロ&ウニ堪能
「おにぎりも好きですけど、お鮨も好き。ラーメンも焼き肉も、うなぎも好きです」
と語るのは、『おにぎりくん』の愛称で親しまれる隆の勝。2026年一月場所後に、湊川親方(元大関・貴景勝)が常盤山部屋を継承して発足した、湊川部屋に所属する力士だ。
隆の勝は、6月におこなわれたパリ公演で、クロワッサンを頬張る写真が日本相撲協会の公式Xにアップされたことも話題になった。
「あれはうまかったです。衝撃でした。ほかにも、マカロンとかのスイーツとか。なんでもうまかったですね」
この日、訪れたのは、湊川部屋から徒歩1分の場所にある「鮨サロン 怜竜」。5年前、当時の常盤山部屋が台東区から板橋区に引っ越したのとほぼ同時期にオープンした店だという。
「先代の常盤山親方(元小結・隆三杉)に連れてきていただいて以降、ずっと通わせてもらっています。お鮨もほかの料理も何を食べてもおいしくて、いいネタを丼にして出してもらったり。甘やかしてくれるんですよね(笑)。幸せです」
マグロのトロやウニが大好物で、好き嫌いはないというが、ある“制限”があるのだとか。
「痛風があるんで、そこは気をつけています。魚卵とかウニは、本場所の2週間前から場所中も食べないようにしてるんですよ。今日はまだ大丈夫ですけど……(苦笑)」
と言いつつ、一貫のウニを口にして至福の表情を浮かべた。
なんでも、十両昇進目前だった幕下時代、場所直前に痛風を発症。5連敗を喫した経験があるという。
「すごく調子がよかったんですが、痛風が出て、匍匐前進でしか動けないくらいになって。それ以来、場所中は絶対に出さないよう、徹底して意識するようになりました」
腕利きの大将が握った鮨をしみじみ味わう隆の勝は、6人きょうだいの4番めとして生まれた。
「子どものころは、大皿のおかずを兄弟で取り合うように食べてましたから。でもよく考えたら、相撲部屋に入ってからも、同じように食べてますね(笑)。親もたいへんだっただろうな。感謝ですね」
七月場所では、三役復帰を視野に勝ち越しを目指す。
「三役からもうひとつ上がありますから。そのためには、まず三役に戻らないと」
名古屋では2年前、優勝決定戦を経験。関取になってからは8回中7回勝ち越している験のいい場所だ。
万全の士気で挑む力士に、乞うご期待。
取材協力/レコーディングプロデューサー・野田剛
【鮨サロン 怜竜】
住所/東京都板橋区前野町6-34-12
営業時間/[月・火・水・金]17:00~22:30
[土・日・祝]12:00~14:00/17:00~22:30
定休日/木曜日 第一水曜日 第二水曜日(木曜祝日の場合は水曜定休)
TEL:03-6454-9888(完全予約制)
写真・松下穂香、坂井友紀、福冨倖希
コーディネート・金本光弘
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