
6月1日、横浜市内の特別支援学校の生徒たちとキャッチボールをおこなった井口資仁氏
侍ジャパン(野球日本代表)の次期監督に、井口資仁(ただひと)氏が就任することで大筋合意したと、複数のメディアが伝えている。
井口氏は福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)やシカゴ・ホワイトソックスなどMLBでも活躍。また、ホ軍とフィラデルフィア・フィリーズでワールドシリーズを制し、2個のチャンピオンズリングを保有している強運の選手でもある。
帰国後は千葉ロッテマリーンズの監督も務めた。もし就任となれば、NPBとMLBを選手として両方経験した初の監督となる。
「前任の井端弘和氏もすばらしい野球理論の持ち主でしたが、MLBでプレーしたことはなく、NPBでの監督の経験がありませんでした。そのことがWBCで世界を相手にしたとき、最大のネックになったといわれたのです。
そのため、侍ジャパンの新監督はMLBでのプレー経験があり、監督も務めた人物を中心とした人選になったようです。結果、井口氏が浮上したわけです。
ただし、問題点もあります。選手としてはすばらしい実績を残してきた井口氏ですが、監督としての5年間で最高位は2位が2回。あとはいずれもBクラスに終わっています。そこを問題視する関係者もいます」(スポーツライター)
侍ジャパンの新監督候補と言えば、「私には(生前)長嶋(茂雄)監督と約束したことがあります」とのコメントで注目を集めた、松井秀喜氏も有力な候補と見られていたが……。
「長嶋氏との約束は、もちろん監督就任だと見られていますが、巨人よりも侍ジャパンの監督ではないかという見方が強かったんです。
というのも、長嶋氏は監督としてアテネ五輪を目指していましたが、脳梗塞のため志半ばで断念した過去があったからです。その意志を、愛弟子の松井氏が継ぐのでは、となったわけです。
ただ、松井氏は現在に至るまで長嶋氏との “約束” が何であるかを語っていません」(同)
「井口氏が侍ジャパンの監督就任となれば、松井氏の今後の方向性が見えてくる」と語るのは、スポーツ紙の巨人担当記者だ。
「それは、来季の巨人の監督人事です。ご存じのように、阿部慎之助氏が家族への暴行の責任を取って監督を辞任し、今季は橋上秀樹氏が監督代行として指揮を執っています。
橋上監督代行は限られた戦力のなか、すばらしい采配で、絶対の本命と見られていた阪神といまも首位争いを演じています。その手腕を見て『来季も橋上監督代行にまかせてもいいのではないか』といった意見があるのは事実です。
ですが、巨人では、巨人でのプレー経験のない人物、いわゆる “外様” に監督をまかせたことがありません。巨人の大物OBからは、『なぜ橋上にやらせるんだ』といった意見が表に出てきています。来季も継続となれば、巨人OB会から文句が出ることは必至。今回はあくまでも緊急措置なのです。
そうしたなか、松井氏が監督となれば、OBも納得するはず。巨人関係者にとって、これほど喜ばしいことはないわけです。
ただ、問題がないわけではありません。松井氏の家族はアメリカ在住。しかも、子どもはまだ小さく、松井氏本人もアメリカで育てたいという気持ちが強いようなんです。松井氏が監督就任となれば、単身赴任になるので、そこを受け入れられるかどうかという大きな問題が残されています」
井口氏にも松井氏にも、少なからず懸案事項はあるようだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







