
広島東洋カープの矢野雅哉(写真・馬詰雅浩)
「売人と言われる人と密室にいること自体が強い疑念を抱く状況」
7月13日、「SmartFLASH」が報じた広島東洋カープの選手らと、エトミデート(通称、ゾンビたばこ)の売人、滝口涼介被告との「密接すぎる交際写真」。その中には、広島の矢野雅哉、小園海斗、田村俊介、そしてゾンビたばこの使用容疑で逮捕され、球団を追われた羽月隆太郎氏らが、滝口被告と同席する大所帯の酒席写真が存在した。さらに矢野は、滝口被告と遠征先のホテルの部屋で一緒に寝そべっている写真もあり、2人は特段の親密さがうかがえる。
こうした“疑惑の写真”を受け、矢野について広島カープの鈴木清明球団本部長が発したのが、冒頭のコメントだ。17日のコメント時、広島はすでに矢野の出場選手登録を抹消していたが、鈴木本部長によれば、この処分は「ペナルティではない」といい、「疑念を抱く状態でファンにプレーを観てもらうというのは、相手チームのプレイヤーに対しても申し訳ない」ということが理由だという。
一方、報じられた大所帯の酒席写真について、報道後SNS上では「この写真にはゾンビたばこのカートリッジが写りこんでいるのではないか」との指摘が複数寄せられている。この写真が撮影された当日は、まだゾンビたばこが指定薬物として規制される前のことではあったが……。事の真相を羽月氏に直撃すると、こう答える。
「その場にゾンビたばこがあったどうかは、答えられません」
また、この写真に一緒に写っていた起業家の溝口勇児氏は、前回の報道時に本誌にこう回答している。
《当該人物と弊社代表・溝口は、大人数での会食等の場において数回同席したことがあるのみであり、個人的に親しい関係にはございません。また、いわゆる「ゾンビたばこ」の購入、所持、使用、譲渡といった違法行為に関与した事実は一切ございません。本件について、これ以上コメントする立場にはございません。》
■“三軍落ち”矢野は、スポーツカーで練習場へ
「報道直後は、当該選手らは余裕そうな表情を見せていたんですけどね。翌日の試合でも矢野は一軍に帯同し、8回裏には代走として出場していました。同じく写真に写っていた小園はスタメンで起用され、1回にはヒットを放っています。試合前には、2人が談笑する姿も見受けられましたよ」(スポーツ紙記者)
しかし、登録抹消で事態は急変し、現在の矢野の表情は冴えない。7月23日早朝、矢野の姿は二軍の施設にあった。練習着に着替えた矢野は、紙たばこの箱らしきものを握り、練習の合間にも喫煙するためか練習場を何度も出入りしていた。そして練習を終えた昼過ぎ、日本に数十台しかないという特殊なカラーのスポーツカーに乗って練習場を後にした。
「矢野は登録抹消後、報道陣に『ここで野球を頑張るだけです』とコメント。滝口被告については『違法な付き合いなどは何もありませんが、今後はこういう方々とはいっさい関わらないようにしていきます』と語っています」(同前)
矢野も球団もこれで’’一件落着”といった様子にも見えるが、内部事情は異なるようだ。広島の番記者はこう語る。
「週刊誌の報道にはコメントしないといった強気な姿勢を示したかと思えば、矢野の登録抹消を発表するなど、チグハグさが目立ちましたよね。
特に変わったのは、新井貴浩監督の対応です。温厚な性格で、メディアにもリップサービスが多いことで知られる新井監督ですが、最近では少しでも広島を叩くような記事を書くと、指摘されることがある。球団全体がピリピリしているということでしょう。
球団は当初ダンマリを貫いていましたが、これは今後も続く様子です。『ゾンビたばこを吸っている動画や写真がない限りは、何もコメントしない』という姿勢だとも聞きます」
羽月氏が逮捕されたのち、広島は所属する全選手に聞き取り調査し、注意喚起をおこなったうえで、ゾンビたばこを使用した選手へ自己申告を呼びかけたが、誰も名乗り出なかったとしている。さらに、羽月氏が公判で「周囲に同じように吸っているカープの選手がいた」と証言したことから、鈴木球団本部長が、全選手を対象とした再調査に乗り出したとしているが、その結果はいまだ明らかにされていない。
再調査の結果を公表しない球団の姿勢には疑問符がつくが、本誌が取材を続けると、矢野と滝口被告とのさらに深い関係性が見えてきた――。
■「待ってます」矢野と滝口、お誘い親密LINEの中身
《応援いくねー》
2025年6月11日の16時41分、メガホンと野球ボールの絵文字をつけ、滝口被告はこう親し気にメッセージを送った。相手の名前は「まー広島カープ」とある。滝口被告の知人が解説する。
「これは、矢野と滝口とのLINEのスクリーンショットだよ。
選手らとの記念写真もそうだが、滝口はこういった有名人との繋がりを示すものを送りつけることがよくあった。彼の本業は、有名人に港区女子などをあてがう『アテンダー』だったが、彼女たちにもよく見せびらかしていたよ。このスクショも、そうした流れで仲間内に出回ってきたものだ」
実際、滝口被告のメッセージに、矢野は《ほんとですかーーー》《待ってます》と、嬉しそうに返事をしている。この日、広島はセ・パ交流戦で千葉ロッテマリーンズとの3連戦の2戦めを戦っていた。滝口被告は、千葉のZOZOマリンスタジアムで観戦していたようだ。さらにやり取りは続く。
《17時半すぎになるかな!溝口さんの所の○○○くんと!》
そして試合が終わった23時過ぎには、滝口被告が《飯はいけるん??》と送信するも、すぐにリスケのメッセージを送っている。確かにこの日の試合は、23時前まで続く熱戦となった。ちなみに、広島は延長12回表に4点を入れ、6-2で見事勝利を飾っている。矢野も5打数2安打1打点の活躍を見せた。
試合後の高揚感からか、矢野は都合が合わず残念そうな滝口被告にこう返している。
《明日品川に泊まるので明日行けますか?》
矢野から日程を提示し、宿泊場所まで示して会う段取りを決めていたのだ。最終的に翌日に品川で会うといったスケジュールを調整し、このやり取りは終わっている。
滝口被告のことをよく知るある不動産関係者はこう話す。
「滝口は、マツダスタジアムのボックスシートを年間通じて買っていました。そこに女のコを呼んで、試合を観戦することもあったんです。時折試合後に、選手と女のコとで飲みに行っていましたよ」
■今回も球団広報は取材依頼を無視
一方、LINEには気になる名前も登場している。本誌が報じた「密接すぎる交際写真」のうち、2枚に登場していた溝口勇児氏だ。連続起業家として知られる彼だが、今回のLINEのやり取りでも「溝口さん」という名前がある。
前回の報道時は、《個人的に親しい関係にはございません》《違法行為に関与した事実は一切ございません》などと回答。溝口氏は自身のXでも《一緒に写真を撮った正直自分の脇が甘かった》《ファンだから選手と一緒に写真撮ってと言われたら普通撮ってしまわない?》と弁明している。滝口被告が溝口氏のファンだとして、その場で写真撮影を求められ応じただけだとしたが、LINEに登場する「溝口さん」が溝口氏のことであれば、関係者を含めた密接な交際をうかがわせることにならないだろうか。
あらためて、溝口氏が代表取締役社長を務める会社に問い合わせると、以下の回答があった。
《本件に関しましては、すでに弊社代表溝口がSNSにて言及している内容がすべてであり、弊社の認識に一切の変更はございません。
したがいまして、ご提示いただいた第三者間の個別のメッセージ内容や、それに基づく憶測に対するこれ以上の回答は差し控えさせていただきます。》
一方で、自ら“お誘いLINE”まで送っている矢野だが、はたして2人は「密室にいた」というだけの関係なのかーー。
本誌は、広島の広報にメールで質問状を送付のうえ対面取材を申し込んだが、前回同様に返信はなく、回答の意思を確認すべく広報担当者に何度も架電したものの出ることはなかった。
球団内での調査は継続しておこなわれているというが、カープファンの“強い疑念”は深まるばかりだ。
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