
大谷翔平(写真・桑原 靖)
7月27日(日本時間28日)現在、ロサンゼルス・ドジャースは106試合を消化し、67勝39敗、勝率.632で、ナ・リーグ西地区のトップを独走中である。2位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスには、12.5ゲーム差をつけている。とくに勝率.632はMLB30球団トップの数字。ポストシーズン(PS)では、勝率が上位のチームから有利な組み合わせとなるので、その意味は大きい。
ところがチームの好調とは裏腹に、大谷翔平の調子がまったく上がってこない。
「オールスターを辞退してまで治療の期間に充て、後半戦では走塁で全力疾走もおこなっています。その姿を見る限り、回復の方向に向かっていると感じていました。ところが、後半戦9試合に出場し、38打数7安打、打率1割8分4厘、0本塁打、3打点と、とてもいつもの大谷の成績ではありません。150km/h以上のフォーシームに振り遅れ、落ちる球で体勢を崩される。外野に飛んだとしても、フェンス際ではお辞儀するような打球が多く、守備陣を越えての長打も少なくなっています。全力疾走はできているようなんですが、ベンチに帰ってくるときをよく見てみると、わずかながら、足を引きずっているようにも見えます。
また最近は、たとえば大差で負けているようなときは、試合終盤に代打を出されることが多くなっています。以前はこんなことはなく、1打席も無駄にしない姿勢を貫いていたのですが。打撃不振とともに、左膝の状態が心配ですね」(現地記者)
デーブ・ロバーツ監督は、「オールスター休み以降、打球の質はかなり落ちていると思います。ボールを無理に振っているという感じではないと思います。ただ、単純に芯でとらえられていない打球が多いように見えます」と、大谷の打撃不振をより深刻に考えていることは間違いない。しかし、冷静に分析しつつも「単純に芯でとらえられていない打球」については「その理由までは分かりません」とお手上げ状態なのだ。不調の要因が左膝にあるとわかっていながら、走塁での全力疾走や、走塁で長打を狙う姿勢をやめさせようともしない。
指揮官としてこれでいいのか。Xでも、ロバーツ監督のどこか他人事のような発言に対して
《監督。。打撃を分析する前に膝の状態をきちんと把握してください 「わからない」はもう聞きたくなくて。選手の健康管理を何卒》
《大谷を止められるのは栗山監督しかいないんだろうな ロバーツが本来なら走らせないようにしないといけないのに》
と、疑問を投げかける声が多い。
「これまでもロバーツ監督は、さまざまな問題について指摘はしてきたものの、解決策を授けることはなかなかできていません。そのあたりが、現地では『無策だ』と言われているわけです。そろそろ批評だけでなく、具体的な助言をしなければ、ファンも納得しないでしょう。思い切って休ませる判断も必要でしょう」(前出・現地記者)
常々、ロバーツ監督は「何よりも大事なのは7月ではなく、(PSが始まる)10月だ」と明かしているが、はたして──。
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