
2022年11月、日本帰国中の大谷の練習施設から一人出てきた水原氏。手元のスマホに夢中だった(写真・吉田 豊)
7月28日(日本時間29日)、ロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平の元通訳である水原一平受刑者が、記者に重たい口を開いた内容が公開された――。
とはいえ、インタビューの時期は2024年3月で、刑事訴追前のもの。音声は、米スポーツ専門メディアESPNのティシャ・トンプソン記者が電話で水原受刑者にインタビューしたものだという。
インタビューの内容は、違法賭博スキャンダルに関して自らの罪を告白したもので、ポッドキャスト「30 For 30」で全6回にわたって配信される。タイトルは『The Betrayal of Shohei Ohtani(大谷への裏切り)』と、なかなか“強い”打ち出しだ。
水原受刑者は現在、違法なスポーツ賭博で被った借金を、大谷の口座から無断で胴元へ送金したなどの罪で、禁固57カ月の刑に服している。その金額は莫大なもので、2021年11月から2024年3月にかけて、およそ1700万ドル(約27億8000万円)にも上る。
刑が確定するまでに、水原受刑者はたびたび裁判所を訪れたが、集まった多くのメディアからの質問はすべてを無視。しかも、いっさい表情の変化を見せずに「まるで能面のよう」と話題にもなったのだが……。
「このインタビューで、水原受刑者の数々の嘘が表面化しています。そのなかでもっとも重要だったのが、彼が違法賭博の借金により多額の送金をする際、大谷選手が賭博について知っていたかどうかの点でした。
最初、水原受刑者は大谷選手に借金の肩代わりを頼み、大谷選手が承諾したうえでお金を送金したと証言していました。
ところが数時間後、大谷選手のスポークスパーソンであるマット・ヒルジック氏から、トンプソン記者の元に連絡が入り、『(賭博について)ショウヘイは何も知らなかった。イッペイは嘘をついていた』と真実を告げられたのです。
また、水原受刑者の受け答えの声も印象的でした。ときおり言葉を詰まらせて、ことの重大さを認識したような語り口でしたが、大半は低い声で、淡々と答えていました」(スポーツ紙記者)
ただ、大谷選手がいっさい違法賭博にかかわっていなかったこと、むしろ賭博を嫌っていたことが明らかになった点はよかったと、記者は続ける。
「水原受刑者は『彼(大谷)が人生で一度もスポーツ賭博をしたことがないことは、命を賭けて断言できます』『彼は、ギャンブルはひどいものだと思っていて、もちろんお金に困っているわけでもない』と語り、チームメイトのギャンブルについても大谷は嫌っていたと証言しています」
28日(同29日)の配信で、全6回中2回が公開されたことになるが、残り4回でどんな“爆弾発言”が出るか、まだまだ目が離せない。
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