
ロサンゼルス・ドジャースのタリル・スクーバル投手(写真・共同通信)
8月1日(日本時間2日)、ロサンゼルス・ドジャースは、“現役最強左腕” のタリル・スクーバル投手をデトロイト・タイガースから3対1のトレードで獲得したと発表した。ボストン・レッドソックス戦後のことだった。
この瞬間、「今季はド軍のワールドシリーズ3連覇で決まり」と感じたファンは多かったのではないか。なぜなら、ド軍は開幕前には、ニューヨーク・メッツか “最強クローザー” のエドウィン・ディアスを、シカゴ・カブスから “最強右翼手” のカイル・タッカーを獲得しており、今回はシーズン中に “最強左腕” だ。“最強トリオ” がそろい踏みとなれば、どのチームも太刀打ちできないと思っても不思議ではない。
しかし、その一方でド軍は連敗を更新中。その数は、8月5日(同6日)現在、今季ワーストとなる「6」にまで伸びている。
「驚くことに、6連敗の試合内容は、すごく似ているんです。試合序盤から中盤にかけてはすべてド軍がリードするものの、その後、逆転される。先発投手は何とか頑張るが、2番手以降が逆転されるパターンですね。
そして、逆転するため非常に重要な7回から9回までの3イニングの攻撃では、ほとんど無抵抗なんです。たとえランナーが出ても塁を進める戦術を取ることすらしない。
勝負を決する3イニングでド軍が点を入れたのは、2試合しかありません。あまりにも無策で、批判の矛先がデーブ・ロバーツ監督に向かっていることは言うまでもありません」(現地記者)
8月4日(同5日)、スクーバルの移籍初試合となるカブス戦を放送したNHK BSの解説は、田口壮氏と和田毅氏。ともにMLBを経験しているだけに、細かいところまで目が届く解説だったが、忖度なしでロバーツ監督の采配にも疑問を投げかけた。
口火を切ったのは田口氏だった。7回裏、1−2とド軍1点ビハインドの場面でスクーバルに替えてマウンドに上がったのは、同じ左腕のアレックス・ベシア。
田口氏は「同じタイプの左腕を出したので、驚きました。ふだんなら『打ちにくい』と感じるベシアが、打ちやすく感じるんじゃないですかね」と不安を打ち明けたのだった。実際、ベシアがつかまり、決定的な1点を追加され、1−3となる。
1−4となった8回裏には、3点差がありながらクローザーのディアスを投入する。すると1発を浴び、さらに点差が開く。
田口氏が「セーブシチュエーションがないというところが、何かしら(投球に)作用すると思うんですよね」と話す。
和田氏も復帰から2試合めの登板で「まだまだ状態が上がってこないことはあると思うんですが、やはりこの(セーブのつかない)状況で投げるというのは、メンタルとか……。当然プライドもあると思う。こういうのが今後の戦いに嫌な流れを作ってしまうことは全然ありえますのでね。今日打たれたことで引きずると思います」と起用法に疑問を呈した。
その試合の敗戦後、取材に応じたロバーツ監督は振るわない攻撃の原因について「わからないね」と前置きしたうえで、「内容のいい打席はいくつかあったと思う。ただ、何か流れをつくろうとすると併殺打になってしまった」と無策を棚に上げ、人ごとのように語っている。
リードされても、ただ打たすだけ。相手投手が好投していても、足や小技を絡めた作戦は皆無。勝っていても負けていても投げさせられるジャック・ドライヤー投手。無策のロバール監督にはネット上でも怒りの声が充満している。
《冷静に 客観的に見て メジャーの他の監督と比べて 糞ロバーツって 1番無能でしょ 選手の力におんぶに抱っこだけで何とか勝ってきたのがよくわかる この無策ぶり》
《ロバーツばダメだ。6連敗、連続スイープでお疲れだろうから、レッドソックスのように監督代行を立てて暫く休んだ方が良い。》
せっかくの “最強トリオ” も、監督が無策なら宝の持ち腐れになってしまいそうだ。
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