
ヒットを放った小園海斗(写真・馬詰雅浩)
もはや広島東洋カープとしても、見過ごすことはできない、ということなのかもしれない。8月18日、小園(こぞの)海斗内野手が、出場登録を抹消された。
新井貴浩監督は、登録抹消の理由について、打撃不振ではなく、「ショートはセンターライン。守ることが大事なポジションです。でも、いまのままでは、ショートで使うことはできない。抹消して、初心に帰ってやってきてくれと。しっかり野球と向き合い、しっかり自分自身と向き合ってやってくれと伝えた」と厳しい言葉で伝えたと明かした。
小園は昨季、打率.309、出塁率.365でセ・リーグの2冠を手にした。その成長の証に、WBC連覇を狙った “史上最強” 侍ジャパン入りも果たしている。今季の飛躍は大いに期待されていた。
しかし、今季は出だしから波に乗れず、攻守ともに精彩を欠いた。101試合で打率.257、1本塁打、出塁率.311、OPS.631にとどまっている。8月16日の阪神戦の9回の守備で拙守を重ね、直後の攻撃で代打を送られていた。この拙守が登録抹消につながったことは言うまでもない。
「広島カープは、昨季の2冠に加え、侍ジャパン入りもしたことで、小園に “チームの顔” としての活躍を期待していました。ところが、思いもよらぬ不調です。ここ最近は、ぼ~っとしていることも多々あったんです。8月16日の拙守連発後は、大袈裟ではなく虚ろな目をしていて、メンタル面を心配されたほどでした」(スポーツ紙広島担当記者)
そうした不調の背景には、“ゾンビたばこ” の問題があったという。
本誌「SmartFLASH」は7月上旬、広島選手と “ゾンビたばこ” の売人との「密接交際写真」を報じていた。矢野雅哉、小園海斗、田村俊介が、通称「ゾンビたばこ」と呼ばれるエトミデートを譲渡した罪で起訴された滝口涼介被告と親密そうにしている様子の写真を公開した。
「いわゆる “ゾンビたばこ” 問題で、複数の広島所属選手の名が取り沙汰されるなかで、小園の名前もあがっていたんです。ただ、小園は、ほかの選手と違って、“懲罰” を意味する登録抹消にはならなかった。それは、小園が “チームの顔” だからです。
広島カープとしては、“ゾンビたばこ” を吸っている証拠写真などが表に出ていないことから、『グレーのまま逃げ切れるだろう』と考えていた可能性もあります」(前出記者)
広島カープが本拠地とするマツダスタジアムといえば、“カープ女子” を中心とした熱狂的なファンが集まり、スタンドが真っ赤に染まることで有名だった。
ところが、“ゾンビたばこ” 問題で足が遠ざかるファンが増え、7月15日と16日の2試合は観客数がそれぞれ1万8986人と1万9004人と、コロナ禍を除くと12年ぶりに2万人を下回った。
「最近の広島カープは、5位と最下位を行ったり来たりと、チームとしても調子はよくありません。それでも、観客は戻ってきているんです。やはり “市民球団” を自負するファンとしては放っておけないのでしょう。
ただ、観客が増えるということは、それだけヤジも増えるということ。観客が増えたことで、小園はカープファンからもヤジの標的になってしまったのです。これも小園がメンタルをやられた要因でしょう」(野球ライター)
小園の抹消は、2023年4月21日以来となるが、今回は期限を区切らず、無期限となっている。
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