
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸
今季のMLBは、各チームが130試合以上を消化し、優勝争いも佳境を迎えようとしている。
そんななか、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希を擁するロサンゼルス・ドジャースはナ・リーグ西地区で80勝54敗と、2位サンディエゴ・パドレスに8ゲーム差をつけてトップを独走中である。
ただし、ド軍の目指すところはあくまでもワールドシリーズ(WS)3連覇。そのためにはナ・リーグで優勝するだけでなく、勝率で東地区、中地区、そして西地区でトップに立ちたいところだ。そうなれば、ポストシーズン(PS)でシードされるからだ。
ところがPSに向け、ド軍には気になる無視できないデータがある。それは、今季、勝率5割以上のチームに対しては33勝36敗と負け越していることだ。さらに7月31日以降に目を移せば、1勝12敗と惨憺たる結果となっている。
「それでも貯金が26もあるということは、『弱いチームには強く、強いチームにはとことん弱い』ということなんです。PSで対戦の可能性があるナ・リーグ中地区1位のミルウォーキー・ブルワーズには3勝4敗、中地区2位のシカゴ・カブスにも2勝4敗と、負け越しています。
そうした上位チームへの苦手意識を払拭する格好の相手となるはずだったのが、8月25日(日本時間26日)から始まった東地区1位のアトランタ・ブレーブスでした。ところが、結果は3連敗。通算でもブ軍に対して今季は1勝5敗とショックな結果となりました」(現地記者)
しかも、「3連敗はすべて1点差でしたが、内容的には点差以上の惨敗でした」と続ける。
「1試合めは8回裏に突き放され、2試合めは9回サヨナラ負け。そして3試合めはクリス・セール投手に5安打完封負けと、力の差を見せつけられたわけです。じつは、ブ軍戦前は6連勝していて、勢いを持ってアトランタに乗り込んだんです。ただ、その6連勝も、勝率5割を切っているコロラド・ロッキーズとピッツバーグ・パイレーツでしたからね。『弱いところには強い』を証明したに過ぎなかったわけです」(現地記者)
ブ軍相手の “悪夢の3連敗” にショックを受けたド軍ファンは大勢いたようだ。だが、セール投手に完封されたあとに「今夜に関しては相手が本当に素晴らしかった」と脱帽したかのようなロバーツ監督のコメントに、ファンはショックというより怒りを覚えた。
「セールがすごい投手ということは誰でも知っていること。2年前のサイ・ヤング賞投手ですからね。その相手に、ロバーツ監督は球数を多く投げさせるような作戦をとったり、走者が出たときに足を絡めてプレッシャーをかけたりすればいいのに、何もしていない。いつものように自由に打たせて、いつものように凡打の山を築いたわけです。そうした無策は、いまに始まったことではないですが」(スポーツ紙記者)
8月27日(現地時間)には、山本投手が先発。6回3分の1を投げて1失点と好投したものの、1点差でチームは敗北した。山本としては、渡米後自己最多を更新する13勝目をかけた一戦だっただけに、この結果に落胆するファンも多かったようだ。
Xでもロバーツ監督への怒りの投稿が多数寄せられている。
《ロバーツ監督はシーズン終盤になると、無策で負けが増える》
《やっば、ロバーツでは無理。 毎回、無策で選手任せ。 何故、点が取れないなら 揺さぶるバンドや盗塁 ヒットエンドランとか やらせないの?監督なの? ただの広報なの?》
PSに向け、不安しかないド軍。いちばん強化しなければいけないのは、ロバーツ監督の “頭の中” だろう。
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