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不調続く大谷翔平 バット軽量化で“体力低下”に適応…MLB解説者が見抜いた「長寿選手計画」、二刀流は“封印”で打者専念

スポーツ 記事投稿日:2026.09.04 20:10 最終更新日:2026.09.04 20:27

不調続く大谷翔平 バット軽量化で“体力低下”に適応…MLB解説者が見抜いた「長寿選手計画」、二刀流は“封印”で打者専念

大谷翔平(写真・桑原 靖)

 

 本来ならロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手にとって9月は、“大好物”の季節であるはずだ。長きにわたって激しい戦いを繰り広げてきたシーズンも、残りわずかということで、最後の踏ん張りがきくのかもしれない。

 

 9月に打ちまくることは、過去の2シーズンが示している。ドジャース移籍1年めの2024年は、24試合に出場して打率.312、10本塁打、17打点の活躍。翌年はさらに調子を上げ、26試合で打率.393、10本塁打、32打点と“荒稼ぎ”だった。2024年は前人未到の『50(本塁打)-50(盗塁)』を達成し、2025年は自己最多となる55本塁打を記録した。

 

 ところが、今季9月に入っての試合はまだ2試合ながら、大谷は計6打数1安打。とくに9月2日(日本時間3日)のセントルイス・カージナルス戦では2四死球ののち、4打席連続三振に終わった。

 

 不振は9月に入ってからではなかった。8月18日(同19日)で30号本塁打を放って以降、ここまでの12試合で60打席連続ノーアーチ。これはドジャース移籍後、最長の「0本塁打期間」だ。

 

「60打席で49打数6安打、打率.122。三振も19喫しているんです。大谷の象徴でもある長打は二塁打1本、三塁打1本で、本塁打はもちろん0本。しかも打点も本塁打同様0点となっています。

 

 この背景には、大谷がまたもバットの形状を変えていることが挙げられるでしょう。シーズンスタート時は35インチ(88.9cm)の長尺バットでしたが、途中から34.5インチ(87.6cm)のバットに変えているんです。

 

 長尺バットは長さがあるぶん遠心力でヘッドが走り、より強烈な打球を飛ばすことができます。ただ、使いこなすには体力がいることも事実。そのため、途中から34.5インチ(87.6cm)のバットに変更しました。わずか1.3cmばかり短くしただけですが、その分軽くもなり、扱いやすい利点があるというんです。より、操作性を重視する打ち方を求めているのでしょう」(スポーツ記者)

 

 当初、不振はこの短くしたバットを使いこなせていないことも影響があると見られているが……。NHK BSのMLB解説者でおなじみの武田一浩氏に、話を聞いた。武田氏は、最近の大谷からある“異変”を感じ取っていたという。

 

「バットを軽くして操作しやすくするということは、年齢も関係していると思いますね。どうしても振る体力は年齢とともに落ちてきますから。年齢とともにバットの長さを変えることは増えていきます。

 

 ただ、僕は軽くしたバットを使いこなせていないというより、どこか痛いんじゃないかと思いますね。4打席連続で三振した打席でも、ファウルのたびに手を振って痛がる素振りを見せていましたから」

 

 一部では“長期休養説”も噂される大谷だが、彼の今後について武田氏はこう語る。

 

「それこそスイングが『波打っている』といった形容が当てはまるほどですからね。少し休ませたほうがよいと思います。元気がないし、振り遅れて差し込まれることが多いですから。

 

 投手としての復帰? ここまで調子が悪いと今年は投げさせないほうがよいと思います。しかもタリク・スクーバルが移籍してきたし、ブレイク・スネルら復帰組もよい。充実したローテーションを考えても、無理に投げる必要はありませんから」

 

 では、今後も二刀流は続けるべきか。

 

「体の調子次第だと思います。来季、調子がよければ続ければよい。ただ、いつかはどちらか一つと決めるときは必ず来るはずです。僕としては、選手生命を“長寿化”するために、そのときは打者に専念してほしいと思います」

 

 これまで不可能を可能に変えてきた“ユニコーン”だけに、ファンはいつまでも二刀流を期待するだろう。しかし大谷も生身の人間で、来季は33歳となる。

 

 かつて、花巻東高校時代に大谷が書いた「目標シート」のなかには、「40歳『引退試合ノーヒットノーラン』」と記されていた。目標通り、40歳まで第一線で活躍するために、彼の頭のなかには選手生命の「長寿化計画」があることだろう。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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