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天才芸術家「村上隆」が陥ったアニメ制作の悪夢社会・政治 2016.12.29

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 日本を代表する現代美術アーティストとして世界中に名を轟かせている村上隆氏。高級ブランドのルイ・ヴィトンとコラボレーションしたバッグは、世界中で大ヒットを記録した。村上氏の作品は、ニューヨーク近代美術館(MOMA)にも展示されている。

 

 そんな超一流の芸術家が大ピンチに陥っている。自身のインスタグラムによると、その理由は長年の夢でもあったアニメ制作だという。

 

 村上氏によると札幌にCGアニメーションスタジオを作り、50名ほどのスタッフを集めて、すでに6年間もアニメ制作を続けている。長年の夢が実現し、その作品は12月30日にTOKYO MXで放送されることになった。

 

 ところが、まったく制作が間に合っていないのだ。なんと1時間の放送枠のうち線画状態のアニメーションを22分、残りを制作過程の説明と村上氏の謝罪で埋めるという。

 

 天才の名をほしいままにしてきた村上氏が「正直、アニメ制作って、ビルを建てるのに一級建築士の免許が必要なように、そういう特殊な経験、データ、学習が必要なんだ、と今回痛感しています」と話すアニメ制作とは、それほど過酷なものなのか?

 

 2016年秋シーズンは70本近いテレビアニメ作品が作られた。

 

「アニメーター不足になるのでは?」と放送前から心配されていたが、その悪い予想は現実のものとなり、数作品が放送延期や差し替えという事態に陥っている。

 

 アニメ制作の労働環境は劣悪で、低すぎる賃金や支払いの遅延、長時間労働などが問題視されている。若年層のアニメーターの半数が生活を維持できないほどの賃金しかもらっていないとの調査結果もある。

 

 それでアニメ制作は、一部を韓国や中国などの海外に外注してきた。しかしクオリティが著しく低い状態で納品されるなど問題も多く、スケジュールが間に合わないことも多い。

 

 クールジャパンを引っ張ってきた日本のアニメは、危機的状況なのだ。

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