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「プロが選ぶ日本の宿」36年連続1位だった温泉宿がトップ陥落社会・政治 2017.01.01

『写真:アフロスポーツ/アフロ』

『写真:アフロスポーツ/アフロ』

 

 昨年12月、旬刊旅行新聞が主催する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」が発表された。第42回を迎え、例年とは違う異変が起き、話題を呼んでいる。1980年から36年連続で総合1位に選ばれていた和倉温泉の加賀屋(石川県七尾市)が3位に陥落したのだ。

 

 絶対王者を追い落としたのは、一体どんな宿なのか?

 

 2位に入ったのは、白玉の湯泉慶・華鳳(新潟県新発田市)。ここ数年、2~5位から落ちたことのない安定感抜群の人気宿となっている。

 

 驚いたのは1位となった福島県石川町の母畑温泉にある八幡屋だ。福島空港から車で10分ほどだが、新幹線が通っているわけでも高速道路が近いわけでもない。この場所を目指さないかぎり、なかなか足を運ぶ場所ではない。

 

 地元紙の取材に、おかみさんの渡辺和子さんは「古里を感じられるような温かみのある旅館でありたい」と語っているが、「何もないこと」が高評価を得たことに、地元でも驚きが広がっている。

 

 実は、最近の旅行では「何もない」が有力なキーワードになっているという。2016年の夏には、期間限定だったが、北海道広尾郡大樹町にMEMU EARTH HOTELが「天井のないホテル」をオープンさせて話題を呼んだ。帯広の大草原の真ん中にベッドだけが置かれていて、周囲の大自然や満点の星空などを楽しむという趣向だった。

 

 2016年10月には、静岡県掛川市の老朽化したキャンプ場が、不便さをあえて取り入れ、「炭焼の杜 明ケ島キャンプ場」としてリニューアルオープン。ここのウリは「とても行きにくい場所」「携帯電話の電波が通じない」「高規格ではない」だ。電話が鳴らない開放感がここにはある。便利だがせわしない現代では、まさしく究極の非日常感なのかもしれない。

 

 日本人の有休休暇の消費日数は、世界でも最低ランクだとの調査がある。また、ここ数年は国内旅行の宿泊日数も減少傾向で、1回の旅行で約2日。週末だけの旅行のイメージだ。

 

 忙しい日常生活を忘れるためにも、今年は「何もない」旅を目指してみたらどうか。

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