デーモン閣下が、11月16日に開かれた「新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備える『上手な医療のかかり方』特別対談イベント」で、コロナ禍における生活の変化を語った。
自身が所属するロックバンド「聖飢魔II」は、コロナで大打撃を受けた。
「(春先の)当初は、公演が軒並み延期や中止になって、春先から夏にかけたころになると、『秋になればできるかもね』と話があったけど、結局、夏の到来前に『秋も無理だ』となって」
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当初、10月から各地を巡行するライブツアーを予定していたが、流れてしまう。観客数の縮小も考えたが、スタッフの雇用を踏まえ、新たな手法を導入した。
「昼と夜で半分ずつお客を入れて、事前に撮影した動画を見る形式にしました。我々メンバーは演奏せず、トークをする。意外と評判よくて、『これ新しいやり方だね』となってるんですよ」
音声スタッフや照明スタッフにもコロナ以前と同様に協力してもらい、彼らの雇用を維持した。だが、自身は多少不満げだ。
「いつまでこの状態なんだろう、と思うことがある。ロックじゃなければ観客入れても大丈夫なことになってるが、ロックは声出してナンボ。お客さんもフラストレーション溜まるのがよくわかってて、『んー!』と我慢してる。ゲラゲラ笑ってたら、『声出すな!』とイジったり(笑)。来年どうなるのかなぁ……」
イベントでは、自身の目元が描かれたオリジナルフェイスシールドを身につけ、「(コロナの状況を)逆手にとった。これをできるのは我が輩だけ(笑)。写真でどう写ってるんだろうね」と、ポジティブ思考だった。